2014年4月13日日曜日

さすがにデブ森 森喜朗


【政治】
「浅田選手 大事なとき必ず転ぶ」 森・五輪組織委会長が発言

2014年2月21日 東京新聞朝刊

 東京「五輪・パラリンピック」組織委員会会長の森喜朗元首相は二十日、福岡市での講演で、ソチ五輪・フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で十六位だった浅田真央選手を「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と評した。フィギュア団体については「負けると分かっていた。浅田選手を出して恥をかかせることはなかった」と述べた。
 日本体育協会名誉会長でもあり、スポーツ界に一定の影響力を持つ森氏の発言に対し浅田選手の地元・愛知県やインターネットなどで、反発や批判の声が上がった。
 さらに森氏は、アイスダンスのキャシー・リード、クリス・リード組に関し「米国に住んでいる。(米国代表として)五輪出場の実力はなかったが、帰化させて日本の選手団として出した。アイスダンスは日本にできる人がいない」と語った。
 浅田選手が団体でトリプルアクセル(三回転半ジャンプ)を成功させれば、アイスダンスの劣勢を盛り返し、銅メダルを獲得できるとの期待が日本チームにあったとの見方を強調。「(団体戦で)転んだ心の傷が残っているから(SPで)転んではいけないとの気持ちが強く出たのだろう」との同情も示した。





 この森、とんでもない暴言男で有名である。

 自由民主党全国組織委員長時代の1988年4月3日、京都市でのパーティーで「大阪人は金儲けばかりに走り、公共心も選挙への関心もなくした。言葉は悪いが、たんつぼだ」と暴言し夫人の千恵子は「たとえが適切じゃないですよ」とたしなめたという。
 2000年1月13日、福井県敦賀市で行われた講演において「初めて選挙に出たときは泡沫候補だった。選挙運動で行くと農家の皆さんが家の中に入っちゃうんです。なんかエイズが来たように思われて…」と暴言した。
 極めつけは2000年5月15日、神道政治連盟国会議員懇談会結成三十周年記念祝賀会で演説し、「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知をしていただく」と暴言、更には2000年6月3日、自民党奈良県連の緊急集会で「共産党と組むんですか、民主党さん、と私は言いたいです。共産党は綱領は変えないとおっしゃっている。天皇制も認めないでしょうし、自衛隊は解散だ。日米安全保障も容認しないという立場でしょうし。そういう政党とどうやって、日本の安全を、日本の国体を守ることができるのだろうか」と誹謗中傷し20日には、衆議院選挙の選挙演説で「無党派層は寝ていてくれればいい」と放言した。
 浅田選手への失言の下地はそもそもあった。2003年6月26日、鹿児島市内で開かれた「全国私立幼稚園連合会の討論会」にて「子どもを沢山つくった女性が、将来国がご苦労様でしたといって、面倒を見るのが本来の福祉です。ところが子どもを一人もつくらない女性が、好き勝手、と言っちゃなんだけど、自由を謳歌して、楽しんで、年とって・・・税金で面倒見なさいというのは、本当におかしいですよ」と暴言し、社民党の議員や出生率向上へ誘導する政策などに反対する一部女性団体の抗議を受けた。
    2014年2月9日、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」組織委員会会長として冬季五輪開催中のソチで会見し、執行部が高齢で語学力に乏しいことについて、「第2次大戦時、英語は敵国語だった」「昔はボール、ストライクも『よし』『駄目』と日本語を使わされて野球をやっていた。私の世代はよほど特別に勉強した方じゃないと外国語をよく理解しない」と説明したのだから無知も甚だしい。
 しかも西松建設からの政治資金という名前のわいろの提供も受けていることが明らかになった。
2009年3月5日に、提供を受けていた約400万円を返却する意向を表明した。森は返却について「道義的観点からであり、(献金などの)違法性を認める趣旨ではない」と言い逃れしているが不正な手段で得た金であることに変わりはない。都合が悪ければ返却して済む問題なのか。
 浅田選手は見事に切り返したようだ。スポーツニッポンより引用する。

 真央 森発言に「少しは後悔しているのではないかと…」 [ 2014年2月25日 12:39 ]
 ソチ五輪に参加した日本選手団が25日9時半ごろ、チャーター機で帰国した。フィギュアスケート男子で日本選手初の金メダレストとなった羽生結弦(ゆづる、19=ANA)、同女子の浅田真央(23=中京大)、スノーボード女子パラレル大回転銀メダルの竹内智香(30=広島ガス)、フリースタイルスキーのハーフパイプ女子で銅メダルの小野塚彩那(25=石打丸山ク)らが成田空港に到着した。
 この後、浅田真央は一人、日本外国特派員記者クラブで会見を行った。
 東京五輪組織委員会会長を務める森喜朗元首相(76)が浅田のショートプログラム後に「あの子、大事な時に必ず転ぶんですよね」との発言が内外に波紋を呼んだことについても「もう終わったことなので、何とも思っていない。聞いた時はあ、そうなんだ~と思いました」と笑顔で大人の対応をしていた。
 だが、外国人記者は引き下がらず突っ込むと「人間なので失敗する。失敗したくて失敗はしない。(森発言は)違うのかな~森さんはそう思っていたのかなと思う」と素直な気持ちを吐露。
 最後に「日本人は東京五輪組織委員会会長としての森さんを任期の5年間、耐えられるのだろうか?」と辛らつな質問にも「森さんも少しは後悔しているのではないかと思っています」とはっきりと自身の考えを主張すると、集まった記者から拍手を浴びた。

 23歳に突っこまれるとはこれで国を代表する首相もどきか。あきれて話にならない。田中真紀子正統衆議院議員に「デブ森」呼ばわりされていたが確かにそうだろう。