2014年5月19日月曜日

見直す生活


 コスト削減に妙手なんていうのはない。
 最初に私なら概念を変えてみろという。たとえば私は街のごみをよく拾ってゴミ箱に入れるようにしている。それで思うのだが、タバコの空箱などをほぐしてはげば裏紙としてまだ使えるのである。またレシートについて言えば、家計簿にして記録した後はメモ用紙にして使い、何か思い立ったことを書けばいい。
 いらなくなった空き容器はひっくり返して整理箱にすればいい。その考え方もあって、私の部屋は以前ほど汚くはない。だからと言っても無節操にゴミを拾えと言っているのではない。むしろ捨てていいほどなのである。
 不要な菓子の箱もほぐしてメモ用紙にする、切符もそうだし、やればやるほどアイデアというのはある。
 だが念頭に置くべきは何の為の節約なのかだ。「何故ドケチになるのか」という目的が、どんな目的で達成されるとどのような結果があるのかを念頭に置き、実行することだ。そして難しく考える必要はない。無駄な買い物はしないことだ。
 これは、現代社会に対する一つのアンチテーゼのようなものである。そうしてきれいにすることで街の美化にもなるほか、節約をさらに強める事にもつながる。ビニールなら紐にする。そこまでして節約を続けることで、街の環境美化になるほか、節約になる。要するに大切なのは見栄っ張りなんぞ捨ててしまえということなのだ。
 さらに最近私はダイエットしているのだが分かった事がある。
 それはあまりにもいらなさすぎるものが多いということだ。たとえばダイエットする前はコンビニでよく本を立ち読みしていたりスナックを買っていたがやめた結果、だいぶ楽になった。つまり、不便を楽しむゆとりがこの日本にはなく、あまりにも消費をあおることでしか経済が成り立たない歪みがはびこっているのだ。
 だが最近ではこんなニュースがある。

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人工知能に奪われる仕事・残る仕事

2014.02.20
現役のプロ棋士・阿部四段がコンピュータ将棋ソフト・習甦に勝利した「第2回将棋電王戦・第1局」の大盤解説会の様子現役のプロ棋士・阿部四段がコンピュータ将棋ソフト・習甦に勝利した「第2回将棋電王戦・第1局」の大盤解説会の様子
将棋の電王戦でコンピュータがプロ棋士を負かしたり、人工知能「ANGELINA(アンジェリーナ)」が人の力を借りずにゲームをデザインした りするなど、高い人工知能を持つ機械が人間の仕事を手掛ける例が増えている。もしかして近い将来、自分の仕事も機械に取って代わられたりするのだろう か!?

「書類作成や計算など、定型的な業務はすでに機械に置き換わりつつありますよ。アメリカでは、優秀なソフトの登場で会計士や税理士などの需要がこの数年で約8万人も減ったという研究者もいます」

とは、「公立はこだて未来大学」教授で人工知能研究の第一人者の松原 仁さん。

「単純計算はもちろん、新聞記者の仕事の一部、例えば5W1Hの型からなる事故の報道記事などなら機械でも十分書けます」

 それだけでなく、医療現場でいえば、遠隔手術を可能とするロボットの開発が進み、医師が手掛ける手術を機械が代行する可能性も現実味を帯びてきている。

「しかし、定型の手術はできても、臨機応変な判断は難しいのが現状です。文脈や感情を読み取る能力をはじめ、新しい発見や発明につながるひらめきなど、人 間にしかできないことはまだまだあります。今後は、機械と人間がお互いの得意分野を生かすことで生産性を高める、いわば“共存”のビジネスモデルが主流に なると思いますよ」

 実際、投資の世界では「強気な予想をするタイプ」「弱気な予想をするタイプ」など複数のコンピュータが、膨大なデータ群からなる相場を分析。人間はその分析結果をもとに最終判断を下しているという。
 日々、進化し続ける人工知能。すでに「自動運転」など現実化しつつある技術もある。単純作業から解放されて、創造的な仕事に専念できるようになる…と言われれば聞こえはよいが、そう理想的な展開になるのか、一抹の不安も…。
(南澤悠佳/ノオト)
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 これで本当にいいのだろうか。
 機会が何でも人間の代わりをやるということはそれだけ人は考える事を放棄することにもなるのだ。