2014年6月17日火曜日

横暴なる石原一族 中間貯蔵施設編

石原自称環境相「最後は金目でしょ」 中間貯蔵施設巡り暴言

藤原慎一
2014年6月16日21時55分

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石原伸晃自称環境相は16日、東京電力福島第一原発事故除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設をめぐり、首相官邸で記者団に対し「最後は金目(かねめ)でしょ」と語った。
 政府は候補地の福島県大熊、双葉両町の住民説明会を15日に終えたばかり。石原氏は16日午後、官邸で菅義偉自称官房長官に、今後の事業日程などを報告した。面会後に石原氏は「説明会が終わったから今後の日程について話をした。最後は金目でしょ。(菅氏は)こちらが提示した(住民への補償の)金額については特に何も言っていなかった」と記者団に語った。
 中間貯蔵施設建設では、地元への交付金額や地権者に対する補償額が焦点になっている。石原氏の発言は、政府が地元との交渉を金で解決する意図だと取られかねない。
 石原氏は同日夕、急きょ記者団を集め「住民説明会ではお金(補償)の話が多く出た。最後はお金の話だが、それは今は(金額を)お示しすることができないという意味で話した。お金で解決するとは一度も言ったことはないし、解決できる話ではない」と釈明した。
 石原氏は自民党幹事長だった2012年、報道番組で福島第一原発を「第一サティアン」と呼び、地元の反発を招いた。(藤原慎一)
※安倍極右政権の正統性を認めない社会的制裁の一環で自称とつけます。

 またしても石原暴言坊やである。
 この暴言の悪質さは際立って酷い。安倍極右政権の残虐さを物語るにこれほどひどいものはない。まさに福島の民の額をカネでひっぱたきたいという本音が出たのではないか。
 沖縄県の普天間基地移転ではテニアン諸島がもろ手を挙げて普天間基地の受け入れを歓迎しているのにもかかわらず圧倒的多数が反対しているキャンプシュワブへの移転を暗躍し、そこに住むジュゴンについてはこのような暴言だ。


石原自称環境相、辺野古「守るべきものない」と放言

2014年2月27日 07:01 沖縄タイムズ

 【東京】石原伸晃自称環境相は26日の衆院予算委員会第6分科会で、政府が目指す沖縄本島北部(東村、大宜味村、国頭村)を 含む「奄美・琉球」の世界自然遺産の登録に名護市辺野古沿岸海域や大浦湾を追加する可能性について「ユネスコのルールにのっとって、守るべきものがいない ところを政治的な問題として後から加えることは環境省として考えていない」と述べた。米軍普天間飛行場の辺野古移設に伴う環境保全に対する玉城デニー衆院議員(生活)の質問への答弁。
 玉城氏は、辺野古沿岸海域や大浦湾には国の天然記念物ジュゴンが生息していることを説明。環境省が絶滅の危険性 が極めて高い「絶滅危惧種IA類」に指定していることを指摘した上で「世界遺産リストに掲載されない場合でも、海域を守るために環境省が積極的にかかわるべきだ」と訴えたが、石原氏は「政治問題とくっつけて委員会でコメントするのは立場上控える」と述べるのみだった。
 また、辺野古の埋め立て工事に対する環境保全については「環境影響評価上の環境省側からの関与は法律上ない」とした。
 日本ユネスコ協会連盟によると、世界遺産の登録基準には「陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進 化、発展において、重要な進行中の生態学的過程または生物学的過程を代表する顕著な見本である」「学術上または保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそ れのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する」の項目も含まれる。
 石原氏の発言について環境省の担当者は沖縄タイムスの取材に対し「世界自然遺産を目指す奄美・琉球世界自然遺産 候補地科学委員会では、ヤンバルクイナ等の希少固有種が成育する陸域の生態系を評価しているため、そこにジュゴンは含まれていない理由を(石原氏は)説明 したかったのではないか」と代弁した。

 この暴言はアメリカの為にはジュゴンという貴重な環境資源など無視して構わないということだ。
 これで何が環境保護か。環境破壊大臣の間違いではないかと言いたくなる。福島の人たちや沖縄の人たちがこうしていやな目に会っているのにこのまま我慢していいのだろうか。
 間違っているといいようがない。