2014年6月18日水曜日

感情で人を罰するメディアにこの怒りが分かるか

『秋葉原事件』被告人の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」

2014/4/11 16:39
<「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることを諦めようと決めました。
   死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」>
   これは『週刊現代』の「独占スクープ!『秋葉原連続通り魔事件』そして犯人(被告)の弟は自殺した」の中で、週刊現代記者の齋藤剛氏が明かしている被告の実の弟(享年28・仮名)の言葉である。
   この1週間後、彼は自ら命を断った。これを読みながら涙が止まらなかった。被告の起こした犯罪のために、被害者の遺族の人たちは塗炭の苦しみを味わっている。だが、加害者の家族も苦しみ、離散し、弟は兄の犯した罪に懊悩し、ついには自裁してしまったのだ。
   日本の犯罪史上まれに見る惨劇「秋葉原連続通り魔事件」が起きたのは2008年6月8日の日曜日。被告は白昼の秋葉原の雑踏に2トントラックで突っ込み、さらにダガーナイフを使って7人もの命を奪った。
   弟は兄が犯した事件によって職を失い、家を転々とするが、マスコミは彼のことを放っておいてはくれなかった。就いた職場にもマスコミが来るた め、次々と職も変わらなければならなかった。そんな暮らしの中にも、希望がなかったわけではなかったという。事件から1年余りが過ぎた頃、筆者が彼のア パートを訪ねようとしたとき、たまたま女性と一緒に歩く姿を目撃したそうだ。優次は彼女に事件のことも話していたという。
<正体を打ち明けるのは勇気のいる作業でしたが、普段飲まない酒の力を借りて、自分のあれこれを話して聞かせました。一度喋り出したら、後は堰を切ったように言葉が流れてました。
   彼女の反応は『あなたはあなただから関係ない』というものでした>
   ようやく心を開いて話ができる異性との出会いは、彼に夢を与えてくれたのだろう。しかし、優次の夢は叶うことはなかった。事情を知りつつ交際 には反対しなかった女性の親が、結婚と聞いたとたんに猛反対したというのだ。二人の関係が危うくなり、彼女も悩んでイライラしていたのだろうか、彼女から 決定的なひと言が口をついて出たという。
<一番こたえたのは『一家揃って異常なんだよ、あなたの家族は』と宣告されたことです。これは正直、きつかった。彼女のおかげ で、一瞬でも事件の辛さを忘れることができました。閉ざされた自分の未来が明るく照らされたように思えました。しかしそれは一瞬であり、自分の孤独、孤立 感を薄めるには至らなかった。
   結果論ですが、いまとなっては逆効果でした。持ち上げられてから落とされた感じです。もう他人と深く関わるのはやめようと、僕は半ば無意識のうちに決意してしまったのです。
   (中略)僕は、社会との接触も極力避ける方針を打ち立てました>

「加害者家族もまた苦しんでいます」面会求める弟、拒否し続けた兄…

   弟は手記に繰り返しこう書いていたという。<兄は自分をコピーだと言う。その原本は母親である。その法則に従うと、弟もまたコピーとなる>
   そして、<突きつめれば、人を殺すか自殺するか、どっちかしかないと思うことがある>
   そんな言葉を筆者に漏らすようになっていった。母親は事件後、精神的におかしくなり離婚してしまった。父親も職場にいられなくなり、実家へ帰りひっそりと暮らしている。
   弟は加害家族も苦しんでいることを知ってほしいと、このように書いている。ここには心からの叫びが吐露されているので、少し長いが引用してみたい。
<被害者家族は言うまでもないが、加害者家族もまた苦しんでいます。でも、被害者家族の味わう苦しみに比べれば、加害者家族のそれは、遙かに軽く、取るに足りないものでしょう。(中略)
   ただそのうえで、当事者として言っておきたいことが一つだけあります。
   そもそも、「苦しみ」とは比較できるものなのでしょうか。被害者家族と加害者家族の苦しさはまったく違う種類のものであり、どっちのほうが苦しい、と比べることはできないと、僕は思うのです。
   だからこそ、僕は発信します。加害者家族の心情ももっと発信するべきだと思うからです。
   それによって攻撃されるのは覚悟の上です。犯罪者の家族でありながら、自分が攻撃される筋合いはない、というような考えは、絶対に間違っている。(中略)
   こういう行動が、将来的に何か有意義な結果につながってくれたら、最低限、僕が生きている意味があったと思うことができる>
   彼は兄と面会したいと願い、50通を優に超える手紙を書いたという。だが1度として兄から返事が来たことはなかった。罪を犯した自分より早く 逝ってしまった弟のことを知らされたとき、被告は何を思ったのだろう。1度でも会ってやればよかった、そう思っただろうか。
※裁判中であること、匿名報道主義に基づき、関係者の名前を全面的に伏せます。



  1. 秋葉原殺傷事件で被告の弟が自殺したが差別の構造を断ち切る教育が日本ではなくただ厳罰で、ただ死刑にすればいいという安直な発想が目立つ。弟は兄の共犯者か、もしそう考えているなら怒りを通り越して悲しい。ただ、罪は罪だ。国際法と事実に従い償うべき。厳罰感情は罪を決める要素にしてはならない。


黒子のバスケ公判、新聞テレビは被告が反省しないと語った部分を見出しに使ってるけど、文脈を考えればポイントはそこでないと思う。この事件の背景は深刻な格差問題で、将来に希望を持てない人が大量に生まれているということではないか。篠

対照的に、袴田さんを陥れた可能性のある捜査員たちは、定年まで勤め上げ、退職金もらってさらに天下って、という人生歩んでるらしい。まさしく「堪え難いほどの不正義」。
日本:即時抗告は、袴田さんへの「拷問」 : アムネスティ日本 AMNESTY
"袴田さんは、46年間、執行が今日なのか明日なのかという死の恐怖にさらされてきた。検察の即時抗告は、この精神的拷問をさらに引き伸ばすだけである。"
うーむ!袴田事件の再審は認め検察の捏造は認めても、軍師官兵衛ら麻生太郎の不正は裁判所でも認められなかった!それほどスゴイえん罪 麻生政権で森英介大臣が執行→『飯塚事件の再審請求を棄却=08年に死刑執行、2女児殺害-福岡地裁』
麻生政権で森英介大臣が執行→ 『飯塚事件の再審請求を棄却=08年に死刑執行、2女児殺害-福岡地裁』
さんから
袴田さんとか、これだけ冤罪の死刑囚が問題になっているのに、再 審で裁判の間違いが認められた死刑の件数が前より減っているから死刑賛成と言ったのが、「権力犯罪」という著書がある大谷昭宏。彼のいう権力犯罪は汚職だ けということ。こういう「ジャーナリスト」でないとテレビには出られない。
大谷昭宏や藤井誠二は被害者に同情して死刑賛成と言うが、合法的な殺人なら良いのか?むしろ怖いだろう。『ゆきゆきて神軍』の監督によると奥崎謙三は、子 供を殺され「犯人を死刑にして」と言う母親がいると知り「死刑は権力による殺人だから駄目だ。戦争体験者として説得したい」と言っていたそうだ。

「飯塚事件」再審可否 31日に判断 死刑執行後、妻が請求 - 日本経済新聞
福岡県飯塚市で1992年に7歳の女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人罪などで死刑が確定、執行された久間三千年・元死刑囚(当時70)の妻による再審請求に…
山田風太朗の小説に、理不尽な裁判で刑務所に入れられた男が、出 所後に自分と同じめに遭う人たちを見て喜ぶようになってしまうという話があるけど、実際にそんな人たちが人権擁護運動の中には大勢いる。冤罪の被害者だけ でなく、重度の身体障害者が、他人の不幸を嘲笑しに来る。醜く悲しい現実だ。

袴田さんの釈放。これだけ長期に渡って死刑が執行されなかったこ とが全てを物語っています。考えられません。袴田さんの時間は戻ってきませんし、ずさんな捜査で真犯人への道も閉ざされました。二度と繰り返してはならな いという言葉では締めくくれないほど絶望的な事案です。強い憤りを覚えます。

スカイマークは女の敵。 さらにさらに、日本の人権意識の低さを知らしめるであろう。 柔道では飲ませて暴行、またはパワハラ、アイドルは丸刈り、日本では、どんだけ女がバカにされてるか、外国人のほうがよく知っている。 なので、「日本では女性は大変なんでしょ…」的なことを言われる。慣れた。

この政権は、何でも全て家族に連帯責任を押し付けたいようだ… 所得税の課税対象を個人から「世帯」単位に 政府・与党が見直しへ(産経新聞) - Y!ニュース

少年の凶悪事件は増加しているのだから少年法を廃止にしてこんな奴は死刑にしろという旨のつぶやきが既に500イイネされてトップに出てくるmixiニュースは完全にネトウヨの巣になってしまったんですね。

<明日は 貴方も…>  【PC遠隔操作事件】 警察のメンツが 優先  検察が好きなだけ 勾留  裁判所も 同意  犯人扱いの マスゴミ  片山氏の人権や、推定無罪は どこへ? 
PC遠隔捜査事件の真犯人が行った行為は、ネット上での犯罪予告 や脅迫等、確かに許されない行為だ。しかし、4人もの誤認逮捕と2人への自白強要。さらに5人目の片山さんへの長期勾留という暴力の巨大さに見合うもので は到底ない。一番の問題は、誰が真犯人かではなく、日本の刑事司法にこそある。

証拠の隠匿や捏造がお家芸なのはお前らだろう、東京地検。 QT 片山被告、1年ぶり保釈…パソコン遠隔操作事件 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「正直に言うとストロボがまぶしい。気持ち的な意味でも自由はまぶしいものだなと」(保釈された片山祐輔 被告)エスプリがきいた発言だな。。。

<PC遠隔操作事件>片山被告保釈 会見で無罪訴え(毎日新聞) - Y!ニュース
検察による状況証拠のでっち上げ拘留。遠隔操作プログラムを作り使う能力ない事は容易に検証できるのに..。検察のでっち上げは揺ぎ無い筋金入りの伝統技。
確たる証拠もないまま、警察の面子のために14か月も拘留されるんだから恐ろしい国だ・・・ 片山被告を保釈、東京高裁決定 PC遠隔操作事件 | ニコニコニュース
 
片山氏は説明責任を十分果たしているのに検察はまたしても過ちを犯しましたね。日本の司法の民主化を急がねばなりません。

遠隔操作ウィルス事件の片山被告の保釈確定の記事がきたので貼り。検察側の必死の抵抗に折れなかった東京高裁に拍手。本当にどれだけ拘束するつもりだったんだか<検察
遂に、というか、ようやく公判。 毎度のことながら、検察は酷いこじつけ立証みたい。 PC遠隔操作事件 片山被告 法廷でアドリブ、なかなかええキャラやんか!(今西 憲之) | DAILY NOBORDER
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/4/3/600/img_431d87dd73acdea45e6f090ef9abc03a464017.jpg


 加害者家族についてはこのサイトが詳しい。
 被害者遺族は彼の痛みに対し耳を傾けるべきだったのではないか。私はこの事件についてなぜ起きたのか構造から分析し批判することが必要だと言い続けてきた。いや、この事件の前にあった荒川沖連続殺傷事件もそうだったのだ。
 そうしてこんなあほな冤罪を犯す犯罪者もいるのだから救いようがない。こういう愚か者どもには加害者家族の痛みを理解しろというのは無理である。