2014年7月15日火曜日

否定もできないし肯定もしない

 私自身が発達障がい当事者でありながらも、同じような障がいに対する対応で戸惑うことはたくさんある。
 さらに突っ込んでいうなら、「難しい」と考える事もある。今の所属元には様々な障がいを抱えた人がいる。その中には想定外の行動に踏み切る人もいるのである。私は硬骨漢なので、結構文句も言う。「お前とも関わりたくないわい」とも言いかねないほど腹が立つこともある。
  それがもし差別というなら、否定もしないし肯定もしない。それは各自の物差しにすぎないのである。それで傷つく人もいるのだということを頭に踏まえていれ ばいい。私はそういうことを何度も経験し、外部のカウンセリングを導入することで精神的な不安定感からかなり脱却することができた。だが脱却できたかと問 われると私はいまいち断言できない。
 人は移ろい、悩みながら前に進むからだ。


 なお、最近気になることもある。
 アスペルガー症候群当事者の配偶者にかかりがちといわれるカサンドラ症候群である。 発達障害者への報われない支援の毎日から、精神的苦悩や疲弊が大きくなりすぎて、パートナー自身が精神的にサポートが必要になる状態だそうだ。
 最近ではカウンセリングも進んでいるようだが、アスペルガー症候群問題の解決と同時に進めねばならない事なのは確かだ。そのためにも私はもっと成長しないといけない。もっと強くならないとならない。
 ある意味厳しく自分を追い込んでいるような傾向があるかもしれないが、いままでそういうことを回避してきたことが間違いなのである。