2014年9月30日火曜日

2014年9月末、決断に向けて

 このところイカロスの翼は、発達障がい当事者の問題や社会の問題等、色々なことに手を出している。
 もともと私自身が何でも手を出したがる浮気性の男なのかもしれない。そこでアスペルガー症候群だということに分かっていればよかったのだろうが、もうどうにもならない。問題はどう今を改善するかにあると私は思っている。
 だが、それ以上に大切なのは明日をどうするかでもある。それは、数年後、いや数十年後の自立した私達の未来につながってくる。今ここで甘えていれば駄目になるのは誰の目からしても明らかだと思う。親が支えるのは今のうちはいい、だが親もやがては年老いて子供と別れる時が来る。障がい者の親から「私たちが死ねば、この子は生きていくことができない。この子より一日でも長く生きたい」という声を受け、アイエスエフネットの渡邊幸義社長は25万円障がい者に給与として渡すように日々頑張っている。
 だが、こうした取り組みが日本にまだまだいきわたっているとは今は思えない。更に危惧すべきは非正規雇用が増えているという事実だ。

 ちなみに私は障がい年金を受け取る権利があったとしても受け取りたいとは思わない。
 それに甘える事が怖いし、まだ働けるし将来の可能性だってある。可能性に一つでも賭ける事が大切だと思ったからだ。私の生きざまに影響を与えてくれた人がいる。その人にも、胸を張って「俺はもっと強くなったんだ」と答えられるようになりたいと今は強く思う。まだ私は自分が強くなったとは思わない。
 決断することで、そのリスクは本人に帰す。そのため、今は様々な情報を集めている。所属元にもいろいろと話をしている。一つでもいい選択肢を選ぶことが今大切だと思うからだ。そして大切なことがある。その決断によってどうなるかは本人にすべて帰すのだということだ。
 所属元でもある意味私は媚びない生き方をすることで孤立しがちになっている。自分の感情が楽になってもこれはリスクとしてはある。所属元が行うイベントへの参加を辞退したり、誕生日を祝う月一度のランチ会で、誕生日を祝うことを断ったり、雑談に応じないと表明したりと今まで遠慮して気を使ってきたものを、やめた結果精神的に楽になったが、それだけのリスクは自分に来ている。
 それであっても、そのリスクは自分の力で克服しないと社会的自立にならない。そのリスクを克服するためにカウンセラーや主治医、地域活動支援センター、相談支援事業所などがあるのだ。諦めるのはまだ早いと言ってもいい。そして一般正規雇用であれ継続支援A型雇用であれ、守らなければならないのはプロ意識なのである。