2014年9月22日月曜日

ネットから距離を置くべき理由

中国成都、13歳少女飛び降り自殺、携帯電話を取り上げられたからか

 9日の午前6時ごろ、成都市成華区に住む13歳の少女が11階から飛び降りて死亡した。
 第一発見者の警備員Aさんによると、午前6時45分、洗顔していたら、ビルの外に子供が仰向けになっていることに気がついた。不審に思い近づいてみたら女の子で、身動きせず、周囲にも血痕がなかった。警備室に知らせ、警察に通報し、120番救急に電話した。
 少女が飛び降り自殺した原因について近所では「はっきりとは知らないが、携帯電話のせいだそうだ」という憶測が流れている。同アパートの管理関係者は「お母さんが娘の携帯電話遊びを禁止し、携帯電話を取り上げようとして言い争いがあったようだ」と語った。
 少女は再婚家庭の子供である。近所の人は「少女は顔立ちもきれいで、いい子だったのに何でこんなことになってしまったのだろう」、「育てた子供を突然失うとは、大変なことだ」、「子供の教育方法はかなり重要だ、子供とたくさん会話する時間をもとう」などと言っている。
(翻訳 崔蓮花)

  ネット依存症の恐ろしさをまたしてもあらわにするニュースである。
  私はそこまでネットに依存することに正直怖さを感じる。さらに日本ではこんなおぞましいことがある。

中3少女がFC2で“飛び降り自殺”を動画配信 ネットに救いを求める10代の悲痛な叫び

 滋賀県近江八幡市で中学3年の女子生徒(14)が自殺した事件がネット上で波紋を広げている。自殺の一部始終が動画配信サイトで生中継されていた可能性が強まったためだ。

 11月24日午前4時ごろ、同市のマンション敷地内で倒れている女子生徒が新聞配達員によって発見され、約3時間後に搬送先の病院で死亡した。13階と14階の間にある踊り場にゴミ箱があったことから、それを足場に飛び降り自殺をしたとみられている。
 このニュースが同日昼ごろにテレビなどで流れると、一部ネット上では「あの動画配信の子じゃ…」と騒ぎになった。事件の直前、動画配信サービス「FC2ライ ブ」で“自殺中継”を放送していたJC3(※中学3年生)を自称するユーザーがいた。このユーザーは事件の約1週間前、某掲示板に「自殺配信がしたい、 ニュー速にスレがたったりするのかなあ」「iPhoneは手すりに置きます。私はそのカメラに映るように、ちゃんとグロくなるようにしっかり落ちてあげま す。そして伝説になるんです」などと自殺をほのめかす書き込みもしていた。

 当日の放送は開始時点で自殺が心配されていたらしく、配信中に少女が急に部屋から飛び出すと視聴者たちは止めるために「危ないよ!」「あほ、やめろ」「部屋に戻りなさい」などと必死にコメントを送った。だが制止も虚 しく、少女はマンションの踊り場らしき場所で踏み台に上り、柵を乗り越えて飛び降りてしまった。直後、ドーンという大きな落下音が響き、リアルタイムで視聴していたユーザーたちは「まじかよ」「なんかの間違いだろ」と困惑。配信に使っていたスマホは踊り場に落下し、しばらく廊下が映されたままだった。

 当初、この放送は話題作りのための偽装ではないかとも疑われていた。少女はFC2だけでなく、ニコニコ生放送やTwitCasting(ツイキャス)、 Ustreamなど様々な動画配信サービスで配信を繰り返し、一部で名の知られた存在だった。「エロいメンヘラ処女jc」などと題した配信で相当数の視聴 者を集めたこともあり、ニコ生のコミュニティのメンバーも750人を超えている。

 それだけに更なる注目を集めようという目的や、いわゆる 「かまってちゃん」の狂言だった可能性が指摘されていた。しかし、中3少女の自殺の現場としてテレビに映ったマンションと、動画中継に映った配信場所の特徴が酷似しており、同一人物だった可能性が急激に強まった。この事態を警察側も把握しており、動画と事件の関連性を調べているという。また、飛び降りたとみられる現場にはスマホが落ちていたことが分かっており、その可能性は濃厚になっている。

 この異常事態の背景には何があったのだろうか。

「少 女は学校に友人がおらず、家族との関係もうまくいっていなかったことをにおわせていた。現実世界で孤独に陥った彼女が、唯一輝ける場所としてネットに救いを求めたのでしょう。しかし、他者とのつながりを求めてネット配信をしても寄ってくるのはエロ目的のロリコンが大半で救いにはならなかった。身近に信頼できる理解者がいなかったことが最大の悲劇だったようです。また最近、関西地方で女子中学生の自殺が相次いでいることも影響したのかもしれません」(週刊誌記者)

 今回の件に限らず、生放送サイトでは注目を集めるために過激な行動をするユーザーが少なくない。かねてから「脱ぎ配信」と呼ばれるセクシー放送や、犯罪や迷惑行為の配信などといった一般ユーザーの暴走が頻発していたが、自らの命まで“ネタ”にしたというのだろうか。

 いくらネットでチヤホヤされても本当に心が救われることはない。現実世界で空いた心の穴は現実で埋めるしかないのだ。それでもネットしか居場所がなく、人生最期の瞬間まで捧げてしまった少女は何を求めていたのか。こういった事件があると未成年のネット利用を規制するべきとの安易な意見も上がるが、それよりも 先に大人たちは今一度、子供たちに今何が必要なのかを真剣に考えるべきではないだろうか。(佐藤勇馬)

 ため息をついてしまうことばかりである。
 私自身ネットから距離を置いているのには理由がある。市民ボランティアによる傾聴の会に行って話をするようになったからだ。これで、ある程度精神的な安定が得られたのかもしれない。ネットだと悩み事に対して逆に「死ね」などと救いようのない暴言があるからだ。これでただですら孤独な人たちはさらに孤立感を深める事になってしまう。
  それでいいのだろうか。私には本当に理解できない。柏市で通り魔事件があったが、ボランティアの方と「もしここに来ていたら事件を起こさずに済んでいたのではないか」ということで一致したほどである。