2014年11月12日水曜日

私がネット活動を抑制するもう一つの理由


少女たちのツイッター露出症
DECEMBER 06, 2013 03:58 韓国・東亜日報

 
初めは目を疑った。合成写真や精巧なコンピュータグラフィックだと信じたかった。しかし、いくら見ても本当の写真だった。ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のツイッターに一部の10代の女子生徒が裸の写真を載せた。
 ツイッターには、自分を10代の女子生徒だと明かし、裸の写真を撮って載せるアカウントが広まっている。「小学生の胸・・」、「いやらしいことが好きな中学生・・」、「みだらな高校生」といった卑猥な名前でネットユーザーを誘惑する。このようなアカウントには、数千人から数万人のフォロアー がつく。フォロアーになれば、そのツイッターアカウントのつぶやきと写真をリアルタイムで見ることができるためだ。
 10代の女子生徒が露出写真を載せるとフォロアーも喜び、ポーズを取った写真を載せてほしいと要求する。そうすると、ポーズを取った写真を載せる。恥ずかしくなるような悪口を言ってほしいという10代女子生徒の要求に、フォロアーは口にできないような性的な悪口を言う。ただ、彼らは顔や個人情報を絶対に公開しない。
 同じことが繰り返されるほど、10代の女子生徒とフォロアーはますます刺激的なことを追い求める。女子生徒の露出がひどくなればなるほど、フォロアー数は急上昇する。フォロアーは、「ストッキングをはいて写真を撮った後、そのストッキングを僕に売って」、「オンラインゲーム用アイテムをあげるから一度会おう」といった破廉恥な提案までする。
 ひょっとして成人がインターネットで無作為に入手した裸の写真を10代であるかのように装って載せているのではないかと疑った。しかし、口調や写真から、大半は10代の女子生徒のツイッターアカウントと推定される。あるネットユーザーが自分を13才の少女と明かしたツイッターアカウントに 「本当に10代の君が載せた写真なのか」と疑うと、「本当に私です。何度もそんなことを言うならもう写真を載せない」という返事が来た。
 ソウル地方警察庁は3~6月にツイッターわいせつ物集中取締りを行ない、自分の裸の写真をツイッターに載せた未成年者10人を逮捕した。彼女たちが初犯で幼い生徒であることを考慮して立件せず、教育指導する程度で善処した。裸の写真をツイッターにばらまき、警察の取調べを受けたAさん(10)は、「注目されたかった」とうなだれた。Aさんは爆発的に増えるフォロアーに酔い、露出のレベルを上げた。娘がツイッターをしていると思ってもみなかった母親はどれほど驚いたことだろうか。
 裸の写真を撮って載せる10代の女子生徒も、これに熱狂するツイッターユーザーも、ツイッターの匿名性に依存してねじれた欲望を表わす。電子メールのアカウントを入力するだけで加入でき、匿名性が保障されるツイッターを背景に、注目されたいと思う10代の女子生徒と欲望を満たそうとする一部ネットユーザーの利害関係が合致し、互いの欲求を満たす。
 「どうか私を見て」とまだ幼い体を撮って載せる10代に、「関心を得ることができない現代人の悲しい断面」が感じられた。子どもたちに本当に必要なのは100万ウォン以上のブランドのジャンパーや有名講師が教える学習塾ではなく、日常の小さな関心ではないだろうか。
 子どもたちに一度尋ねてほしい。「最近何に関心があるのか」と…。できるなら、「ご飯は食べたのか」、「今日は何か良いことはなかったのか」、(不安を抑えて)「ツイッターのアカウントがあるのか」と聞いてみることだ。
チョ・ドンジュ社会部記者 djc@donga.com

 日本でも残念ながら、この種の動きがある。
 私がTwitterから撤退したのはあまりにもはびこるヘイトに疲れ切った事、更にこの種の下半身Twitterに閉口したからだ。ネットユーザーとして、あまりにも精神的に疲弊していたと言ってもいい。そして、彼らのような輩はいわば情報強者として酔いしれてしまっている。
 だが、情報を使うに必要なのはいわばコンパスなのだ。そのコンパスとは何か、各自の教育であり道徳であり、哲学だ。何もこれらは難しい事ではない、「口も憚るようなことはしない」「弱い者いじめはしない」「人を傷つけない」これだけで十分だ。
 そんな基盤も整っていない段階ではネットは危険なものになってしまう。家庭や教育の持つ役割はさらに重要になってきている。