2015年2月8日日曜日

価値観の違いを認める社会であって欲しい

Yoichi Yamashita  [2014/10/31] マイナビ

米AppleのCEOであるTim Cook氏が、Bloomberg Businessweekに寄稿した手記を通じて自身が同性愛者であると公表した。「私はゲイであることを誇りに思っている。ゲイであることは、神が私に与えた最高の賜物の1つだと考えている」と述べている。
 公表理由についてCook氏は「私自身は活動家ではない」とした上で、「自分自身を受け入れることに苦労している人を助け、孤独を感じている人を慰められるなら、私のプライバシーを犠牲にする価値があると考えた」と述べている。
 手記の中で「Appleでは大勢の同僚が、私が同性愛者であることを知っている」と述べているが、これまで同氏が同性愛を公に認めたことはなく、同氏が同性愛者であるのはシリコンバレーでは公然の秘密のようになっていた。多様性(diversity)と包括性(inclusion)を推進する動きが活発になっているものの、保守派の多い州では同性愛を否定する動きが根強い。世界的にも同性愛のような性的指向に不寛容な国・地域は多い。2007年に BPのCEOだったJohn Browne氏が同性愛パートナーの訴訟をきっかけにプライベートが報道されるにようになり、混乱を避けるために辞任した。2011年にUrban OutfittersのCEOだったGlen Senk氏が同性愛を初めて公表したCEOとしてニュースになったが、翌年に同氏は辞任した。Human Rights CampaignのディレクターであるDeena Fidas氏によると、Fortune 1000企業で同性愛を公表しているCEOはいない。
 Cook氏の公表によって、世界的にビジネスを展開するグローバル企業であるAppleは困難にも直面するだろう。だが、Appleは多様性を重んじることで創造と革新を実現してきており、リベラルで包括性に富むことは同社の武器でもある。Apple取締役会のチェアマンであるArthur Levinson氏は「ティム(Cook氏)個人の勇気ある公表に対して、われわれは心から拍手を送り、そしてサポートする」という声明を公表した。


 私は同性愛には興味が無いし、そもそも絶食系男子故に結婚どころか恋愛にも全く興味はない。
 だが、クック氏の公開に対しては否定はしない。「そういう価値観だってありだ」ということだ。 そもそも、同性愛だからといって差別するやり方はあってはいけないのだ。
 女装男子だから差別されるやり方だって間違いだ。だが、そういう人であっても他人への差別を叫ぶのなら、私は毅然と批判する。そして価値観の強要にはNOを突きつけるまでのことである。今の時代は結婚という形だけでは見えなくなってきている。事実婚だってあるわけだ。
 更におひとりさま向けに法的支援も出てきている。この事については近々コラムで書かせてもらうが、どんどん価値観は変わり始めている。結婚しなくてもおひとりさまで生きていける時代なのである。
 そもそも聞く、同性愛だからといって商品のサービスの質は悪いのか?
 在日だからといって商品の中身は悪いのか?
 こういうきちんとした問いかけや包括的な考えができない、ネトウヨたちは愚かとしか言いようがない。