2015年3月30日月曜日

2014年度最後のコラム


 お疲れ様です。
 Jリーグ開幕ですが、私はここで厳しい提案を行いたいと考えます。ヴィッセル神戸という楽天傘下の「サッカーチーム」についてです。
 このチームは悪質な金権補強を繰り返してきました。2014年に5位と躍進したサガン鳥栖から元日本代表の安田理大選手を強奪犯罪で奪い取る、その前年には横浜F・マリノスからFWのマルキーニョス選手の強奪犯罪を行うなど、勝利を高額の金銭で奪い取ろうとしています。
 当然、そこにはすさまじい借金があります。そこで、私はサラリーキャップ制度の導入を提唱します。時期は今すぐやらねばなりません。プロスポーツ選手の年俸を決める制度で、チームに所属するすべての選手の年俸総額を一定の上限金額を設けて規定するもので年俸の高騰を抑え、チーム間の戦力の不均衡をなくすことが目的です。
 このコラムの意味を楽天の無責任経営陣共は自覚すべきなのは明らかでしょう。

9年連続の単年度赤字。ヴィッセル神戸の放漫経営にモノ申す  by 藤江直人


 2012年度分のJクラブの収支決算がこのほど、Jリーグから開示された。突出した金額となっている横浜F・マリノスの単年度赤字(6億2900万円)と債務超過(16億7700万円)が話題になっているが、決して看過することのできないクラブがもうひとつある。

 ヴィッセル神戸はマリノスに次ぐ金額となる2億9600万円の単年度赤字を計上したが、マリノスが赤字経営に陥って3年目なのに対し、ヴィッセルは実に 9年目。この間、資本調整により一度解消された債務超過は再び膨らみ、昨年度の時点で12億5200万円に達してしまった。

 放漫と指摘されても反論できないチーム経営の出発点は、楽天株式会社の創業者で、現在は代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏を抜きには語れない。自 らが代表を勤めるクリムゾングループを通じて三木谷氏がヴィッセルを買収し、オーナーとなったのは2003年の秋だった。

 川崎製鉄水島サッカー部を前身とするヴィッセルは1996年の発足時から赤字が続いていたが、三木谷氏による買収後も状態は変わらない。というよりも、 40を数えるJクラブの中で特異な存在であると言っていい。Jリーグの大河正明管理統括本部長が苦笑いしながら説明する。

「ヴィッセルさんの場合は、言い方は変なんですけど、そもそも黒字とか赤字にあまりこだわっていない経営をしている。成り立ち自体が市民クラブとは違うというか、足りないお金に対してはお財布がある、ということだと思いますので」

 困った時にはオーナーがポンと億単位の大金を出してくれる。お財布とは要はそういうことなのだろう。Jリーグでは「債務超過を抱えるクラブは、解消のメ ドが立たない限り昇格できない」と規定されている。2007年にヴィッセルがJ1に昇格した際には、三木谷氏のポケットマネーで28億7000万円もの債 務超過が解消されている。

 昨シーズンの最終戦でJ2降格が決まったヴィッセルは、得失点差で後塵を拝してこそいるものの、7月14日現在のJ2戦線で首位のガンバ大阪に勝ち点で ついに並んだ。1年でのJ1復帰へ向けて視界は良好だが、12億5200万円の債務超過から脱却しなければ、いくら現場が頑張っても昇格はかなわない。と なると、金額の大きさゆえに再び「三木谷マネー」の出番とならざるを得ない。

 昨年2月から適用が開始された「Jリーグ・クラブライセンス制度」では、(1)2012年度から3期連続の単年度赤字を出したJクラブ(2)2014年 度末時点で債務超過に陥っているJクラブ――はライセンスを剥奪される。Jリーグからの退会とJFLへの降格を余儀なくされるわけで、だからこそ適用1年 目の2012年度の赤字クラブは前年の「18」から「12」に、債務超過のクラブは「11」から「9」に減っている。

 各クラブが必死に経営改善に務めている中で、我関せず、とばかりに赤字が垂れ流されている様には大いなる違和感を覚える。12年連続の単年度黒字を達成しているヴァンフォーレ甲府に代表される、特定の親会社を持たない市民クラブにできてヴィッセルにできないわけがない。

 おそらくは(1)の単年度赤字も、いざとなればオーナーに頼るのだろう。果たして、それでいいのだろうか。特定のクラブ名こそ挙げなかったが、大河本部長はこんな苦言も残している。

「(クラブライセンス制度適用)1年目であろうが2年目であろうが、ここの緊張感は持たなければならないと思っています」

 言葉の中にてくる「ここ」とは、もちろん単年度赤字や債務超過からの脱却に他ならない。実質的な警鐘は、清水克洋社長以下のヴィッセル経営陣にしっかりと届いているのか。それとも、馬の耳に念仏か。

2013年7月15日 20:48 
 神戸がやるべきは大型補強ではないのです。
 むしろ余剰人員の他チームへの売却と、ユースチームからの選手の大幅昇格でしょう。サンフレッチェ広島の場合は強いユースがあり、そこで選手を育て、昇格させる。戦力にならない選手についてはレンタルで放出します。それで強くなったのがサガン鳥栖の岡本知剛選手であり、ケースは異なりますが高校卒業の選手で言えば、水戸ホーリーホックへのレンタルを経て浦和で活躍し、今は名古屋の闘莉王選手ではないでしょうか。
 神戸は育てることよりも、時間を買うことにばかりこだわっているような気がします。そんなやり方では確実に反感を買うだけです。しかも、神戸は地域密着とは逆行する行動を繰り返したではありませんか。自称オーナーの出身校であるハーバード大学のシンボルカラーであるクレムリンレッドを神戸のチームカラーに押し付けて、圧倒的多数の市民が求めていたゼブラのチームカラーを無視した上にエンブレムと称するものから神戸の文字まで消したではありませんか。
 東北の某球団の監督だった野村克也氏もこんな批判をしていますね。

【野球/サッカー】ノムさん、楽天・三木谷会長を批判「サッカー(ヴィッセル神戸)への情熱をなんで野球に向けてくれないんだ」
    2010年12月08日13時30分 / 提供:Sports Watch

 4日深夜、TBS「S1」では、東北楽天監督時代の“ボヤき”を再現した野村克也氏による「ノムさんのボヤキ部屋」コーナーが放送された。
 この日の同番組でも報じた、J1サバイバルマッチ=ヴィッセル神戸の試合について、野村氏は、「サッカーのコーナーでボヤきたいことがあったんだよ。ヴィッセル神戸、三木谷(楽天代表取締役会長兼社長)さんがオーナーだよな?あの情熱をなんで野球に向けてくれないんだ」とさっそく“口撃”。
 また、プロ野球契約更改の話題に触れると、
 「1億円プレーヤー、大勢いますけど、一番最初に1億円の大台に乗ったの誰だと思います?俺なんだよ。意外に知られていないんだ。ところがどっこい、一銭も残ってないんだけど、どこに消えちゃったんだろう。俺は球団から、こう(口に人差し指を当てて、内緒にするポーズをして)されてた。税金の問題もあったから」とドキッとする発言をしつつ、最後は「時効だから」とおどけてみせた。
    http://news.livedoor.com/article/detail/5193918/
 

 ヴィッセル神戸はあくまでも神戸市民の財産そのものなのです。
 このことを今の経営陣共はわかっているとは思えません。それでいいのでしょうか。神戸はこのままでは、勝ち点-20から2015-2016シーズンを迎えるべきです。有力選手を5人売却してユースチームから昇格すれば、-4づつ減らせばいいのです。
 

 なお、次回のコラム更新予定は4月5日とさせていただきます。