2015年5月23日土曜日

FC2:ネットの奴隷に成り下がった日本人の負の象徴

<公然わいせつ容疑>FC2実質運営のネット関連社長逮捕

毎日新聞 2015年4月23日(木)11時26分配信
 大手動画配信サイト「FC2」で投稿者がわいせつ動画を生中継した事件で、京都や三重、島根、山口、高知の5府県警による合同捜査本部は23日、FC2を事実上運営していた「ホームページシステム」(大阪市北区)の社長、足立真容疑者(39)=同市天王寺区清水谷町=と、FC2創業者の実弟で同社元社長、高橋人文(ともん)容疑者(38)=同市福島区福島1=を公然わいせつ容疑で逮捕した。2人は「この事実は間違っている」などと容疑を否認していると いう。
 FC2を運営する法人は米国にある。海外に拠点を置く動画投稿サイトを運営する側の検挙は、全国で初めて。今後、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列容疑での立件も視野に調べる。
 逮捕容疑は昨年6月、大阪市北区豊崎の自称ライブチャット配信業の男(31)=執行猶予付き有罪判決が確定=らと共謀。性行為の様子を映した違法なわいせつ動画を無修正のまま送信し、不特定多数が閲覧できる状態にしたとしている。
 FC2は若者を中心に利用者が多い。今回のようなわいせつ動画は、有料会員向けの「FC2ライブ」と呼ばれるサイトで生中継され、動画の投稿者にも報酬が入る仕組み。
 京都府警は実質的にサイトを運営していたホームページシステムが違法動画と認識していたとみて、昨年9月に公然わいせつほう助などの容疑で、大阪市北区中之島の同社を家宅捜索し、関連を捜査していた。
 捜査本部は、動画の投稿を仲介する業者の存在も確認しており、業者と運営側の関係についても慎重に調べている。
 府警によると、14年9月現在、FC2全体の会員数は約2600万人で、このうちFC2ライブ利用者は約226万人。利用者が有料会員となった場合、視 聴料のうち3割がFC2側に、7割が投稿者側に配分される。利用者の97%は日本国内からという。13年10月~14年9月のFC2ライブの収入は約29 億円だった。【岡崎英遠、村田拓也】

          ◇

 今回の事件で使われた「FC2ライブ」は、FC2が展開する主力サービスの一つ。ドラマやアニメ、映画、音楽など多彩な動画が投稿され、手軽に楽しめると評判の一方、違法なわいせつ動画も多く投稿され、問題になっていた。
 FC2ライブ上では、投稿者がウェブカメラを使って動画撮影し、インターネット上で番組形式にして不特定多数の利用者に閲覧させたり、1対1でライブ チャット(ネット上での会話)をしたりできる。投稿者は無料で配信するか、自分で料金を設定できる。有料の場合、投稿者は、視聴者が事前にFC2から購入 したポイントを得られ、ポイントはFC2に申請すれば換金できるという。
 今回の公然わいせつ事件では、京都府警の調べで、FC2側から投稿者の男に、少なくとも3070万円が入金されたことが確認されている。【土本匡孝】

 ◇FC2
 インターネット上で動画配信やブログ、ネットショッピング、ゲームなど40以上のサービスを提供するサイト。運営会社は1999年7月に設立され、米ネバダ州ラスベガスにある。市場調査会社コムスコアによると、今年3月の国内のパソコンでの視聴者数は約1809万人で、動画サイトでグーグルやヤフーなどに次いで4位。
 ようやく摘発されたことにホッとしている。
 表現の自由を私は尊重するが、FC2のやり方は無秩序の自由であった。下半身動画を堂々と公開し、「こんなひどい話、聞いたことねぇよ」と思うほどひどかった。 中には村野瀬玲奈さんや秋原葉月さんのようなまともな人もいたが、大半がヘイトとデマ、下半身のオンパレードだった。更にヘイトで金稼ぎをやってのける有り様なのだからもう重症だ。
 FC2はこんな寝ぼけた戯言に終始している。

ニュース

FC2が報道にコメント、「FC2の代表者が逮捕されたという事実はございません」

米FC2(fc2.com)は23日、同社の開発委託会社の社長が逮捕されたとの報道を受け、サイト上でコメントを発表した。
 23日には、「FC2動画」の会員にわいせつな動画を配信したとして、大阪市に本社がある会社の社長と相談役を、公然わいせつ容疑で警察が逮捕したとする報道があった。
 FC2では、「報道では、開発委託先会社ではなく、FC2の代表者が逮捕されたとの誤った報道が散見されますが、FC2の代表者が逮 捕されたという事実はございません」とコメント。また、「FC2は、今までどおりコンプライアンスを重視し、ユーザー様のご要望・ご期待にに沿えるよう全 力でサービスを提供して行く所存です」としている。

 笑ってしまったのは「コンプライアンス」という言葉だ。
 下半身作品を野放しにしておいて、何が「コンプライアンス」か。
 ヘイトを野放しにしておいて、何が「コンプライアンス」か。
 ふざけるなの一言に尽きるのではないか。
 更に突っ込んでいってしまえば、現実逃避者たちはヘイトや脳内彼女や脳内彼氏に逃避し、現実と向き合うことを怠っている。
 まさに言い換えてしまえば、ネットの奴隷そのものではないか。
 更にこんなこともまかり通るのだからもう、日本人の精神が奴隷のメンタリティであることは明確だ。


正社員になった直後に「妊娠発覚→育休」。これって迷惑?
2015年4月24日 7時45分
All About
本当に「非常識」「周りに迷惑をかける存在」なのか?
 ワーキングマザー「データで見る育児休暇取得率」によると、育休(育児休暇・産休)制度を設ける会社は、従業員500人以上のいわゆる大企業で99.9%と、ほぼすべての会社が導入しているそうです。小規模の会社も半数以上が制定しており、もはや出産で会社を長期休暇することになんら周りの目を気にする必要はない時代になってきました。喜ばしいことだと思います。
 ところが、昨年末、読売新聞の悩み相談サイト・発言小町でこんな書き込みが話題を集めました。「正社員になった途端に妊娠」と題されたこの書き込みは瞬く間にネットに拡散。好意的な意見も散見されるものの、批判的なコメントが多数寄せられ、それがさらにネット記事になる……一個人の相談にネットの住人が非難を浴びせるという、まさに異常な事態に。

相談の内容は、

「派遣社員から正社員に昇格した直後に妊娠発覚。正社員昇格の時も結婚の有無を報告しておらず、会社から厳しく窘められたばかり。今度は妊娠などとはとても言えない……。自分は非常識なのか? 辞めるべきか? ただ、本音では働きたい……。」
 要約すると、そんな相談でした。
 これに、「相当いい加減ですね」「周りは辞めて欲しいと思ってますよ。なんで今妊娠しちゃうの。迂闊すぎます。」と、早速、非難のコメントが寄せられたという訳です。

■相談者は本当に「非常識」「周りに迷惑をかける存在」なのか?
 筆者は、このサイトで仕事とは?ということを常々書いています。基本的なスタンスは、「人として常軌を逸したこと」や「法律違反」をしなければ、どんな仕事の仕方、ゆくゆくは生き方をしても良い……と考えています。
 なぜならば、同僚や仲間に迷惑をかける生き方はそれなりにデメリットもあります。しかし、気を使ってばかりが人生ではありません。美辞麗句を並べる職場の仲間や、テレビで大言壮語を多用する専門家があなたの人生を救ってくれるのか?と言えば、答えは否です。
 もちろん、人に迷惑をかける生き方をすれば、それなりに制裁もあります。人に尽くす人はそれなりの施しを受ける場合もあるでしょう。しかし、自分らしさを失うまで、気を遣いすぎるのは考えものです。
 そこで、今回の発言小町で一躍「非難される人」になってしまった相談者は、常軌を逸した人なのでしょうか?
 筆者は、自信をもって「否」と答えたいと思います。
 そもそも、職場は何のためにあるべきものでしょうか? それは、生活や自分の人生のためです。会社を成長させるために働いているという意見は間違ってはいませんし、ある側面では筆者も賛成です。しかし、それが最終目的ではありません。
 チーム一丸となって仕事を頑張ること。それは、各々の生活を向上させるために行っている「手段」のひとつです。つまり、幸せな人生が送れない仕事は、もはや奴隷か、現代的な言い方をすれば単なるワーカホリックでしかないのではないでしょうか?
 妊娠や結婚。それは、多くの人が人生で経験する通り道。そのチャンスに恵まれた人は、祝福されてしかるべきであって、仕事に自分の幸せを振り回される必要はないのです。加えて、結婚や妊娠は、タイミングの問題があり、いつでも思い立った時にコントロールできるものではありません。また、コントロールすべきものでもないでしょう。従って、どのようなタイミングであっても職場より、結婚や妊娠が優先されるべきです。

■では、結婚未報告、正社員直後の妊娠は許されるのか?
 ところで、この相談には、2つのトピックが書かれています。それは、「正社員になるときに結婚しているという報告をしなかった」と、「正社員化直後の妊娠」。
 この2つは、異なる話題です。ごっちゃにして考えてしまうと、余計に感情的な回答しかできないような気もします。

 まず、雇用転換の直後に妊娠。これは、先ほどお話しした通り、全く非難されるべきではありません。では、もう1つの「正社員になるときに結婚している報告をしていなかった」はどうでしょう?
 確かに、この点は会社なりに言い分もあるでしょう。将来の人員計画がくるってしまう。会社のルールから逸している。これは、正論です。
 しかし、では、何でも報告すれば良いのか……。そうでもないと思います。
 今、国を挙げて非正規社員の雇用転換を支援する動きが、法改正なども含め話題になっていることをご存知かと思います。実は、筆者も非正規から正社員への道を得た一人です。
 しかし、正社員への道は非常に厳しいものでした。一度、いわゆる派遣社員を経験すると、世の中が「所詮、派遣社員」という目線で見るようになり、いくら正社員同様の仕事をしていても認められないのです。契約更新の度に、いつ仕事を失うか。とびくびくしていた記憶があります。
 加えて、出産適齢期の女性の場合、未だに「将来は妊娠して会社を辞めるだろう」とみられがち。もし、この相談者の人事担当者が本当に「将来の人員計画がくるう」という理由で、未報告であったことに憤っているのであれば、まさに「彼女は将来辞めるのだから正社員化したくなかった」と言われかねない事態です。
 加えて、オリジナルの相談内容を見てみると、

社員昇格の件は会社から直接言われ、やめるか正社員になるかという選択をその場で求められました。
 と吐露しています。つまり、正社員を急ぎ求めていた訳で、会社にもそれなりに都合があったのです。その上で、結婚していることを報告していないことに憤るというのは、いささか一方的すぎるのではないでしょうか?
 また、チャンスがあるのであれば、報告しないリスクをおかしたものの、それに挑戦した相談者を筆者は非難したくない。そう思います。

■結局、最も罪が重いのはネットで非難している人々
 この相談者が、無事に育休が取れ、将来、復職ができるのかは誰にも分かりません。ダメ元で会社に掛け合ってみるしかない……とは思いますが、この話題を見た時に最も違和感を覚えたこと。それは、ネットで彼女を非難している人たち。
 人に迷惑をかける。周りはよく思っていない。なとど、否定的な意見を述べているようですが、では、あなたが無事、天寿を全うするまで、仕事をして、お金を作り、そして生きてゆく過程において、迷惑を掛けずに生きてゆけますか?
 自分の生活に余裕があり、特に懸念無く毎日を過ごせる方は、ぜひ、周りに気を使い、そして尽くすべきでしょう。しかし、もし、今、正社員のチャンスを断ったら? 出産を仕事のために先延ばしにしたら? 幸せのチャンスが逃げてゆく可能性だって否定できません。そんな選択に迫られた人に、「人の目を意識して行動しなさい」とはとても言えません。いや、むしろ、そんなことを言う方が無責任です。
 なんだか、わだかまりだけが残ったニュースでした。
(Kido)
【ガイド:All About News Dig編集部】

 これでは、まさに奴隷の精神そのものだということを意味する。
 奴隷というのは、今回の記事でも指摘されているようにネットで結婚して妊娠した女性を誹謗中傷している愚か者どもである。
 私が務めている会社では、この前産休から戻ってきた正社員が、妊娠して今度産休にはいる。そのことで誰も責める人はいない。社長がむしろ容認しているのだ。今のネットは、弱者にとってやさしい社会なのだろうか。
 私にはとてもそうとは思わない。そのためによって精神的に追い込まれて苦しい思いをしている人もいるのだ。
 私はこの女性の成功を祈りたい。育児も、仕事も、きっと両立できると思う。