ここではっきり言ってやろうではないか。
2015年7月1日(水) しんぶん赤旗
信念と良心で反対 自民・村上氏
自民党国会議員で公然と戦争法案を批判している村上誠一郎元行革担当相は30日、都内の外国特派員協会で講演し、「これは議員としての信念と良心の問題だ」と述べ、法案に断固反対する姿勢を改めて表明しました。
村上氏は戦争法案について、「国会で議論されればされるほど、問題や矛盾が出てきている」「大多数の国民や学者が違憲といっているのにあえて強引に突破すれば、日本の将来と民主主義に多大なる禍根を残すことになる」と指摘しました。
安倍一味が1972年政府見解や最高裁砂川判決を法案ゴリ押しの根拠としていることも批判しました。
憲法に対する自身の考えについては、「ある方は日本国憲法は不磨の大典ではないというかもしれないが、平和主義、主権在民、基本的人権はいつの時 代においても、いかなる場合においても決して変更してはならないと確信している」「日本が戦争に負けてここまで発展できたのは憲法のおかげだと考えてい る」と強調しました。
「私こそが“ミスター自民党”だ」と述べた村上氏。自民党内で表立った戦争法案批判がなかなか出ていないことについて、「反対してどのような処分を受けるのかという次元の問題ではなく、自分の良心にしたがって判断するしかない」と表明しました。
自民・村上誠一郎議員のあいさつ
日弁連院内勉強会
2015年6月11日(木) しんぶん赤旗 自民党の村上誠一郎衆院議員が10日の日弁連主催の院内勉強会「『安全保障法制』を問う」で行ったあいさつの要旨を紹介します。なぜ私があえてこのような場所にきたのか、二つある。
一つは、内閣の一部局である法制局が憲法の解釈を変えることができたらどうなるか。自民党のある方が、“ナチス憲法の真似をしろ”といった。戦前 のドイツ議会で全権委任法を通し、民主的なワイマール憲法を葬り去ったという一番あしき例がある。これで突破口を開けば主権在民、基本的人権にいたるま で、ときの政府の恣意(しい)で憲法を曲げることができてしまうという、大変な民主主義の危機にある。
もう一点。来年から18歳の人たちが有権者になる。私は、次の世代が非常に気の毒だ。このままでいけば、地球の裏側まで(戦闘に)行くことになる。自民党はいつからこんなに惻隠(そくいん)の情(=他人を思いやる気持ち)のない党になってしまったのか。
私の父(村上信二郎元衆院議員=故人)は警察予備隊を立ち上げた男だ。父が死ぬまでいっていたのは、防衛予算は少ないほどいいということと、自衛 隊の諸君の身の安全は万全を期すべきだということだった。私は父がいったことが自分の政治命題だと考えている。この民主主義を守るために、次の世代のために、私はみなさんのお力をいただきたい。
村上氏は過去、個人情報保護法という名前の権力者情報隠避法を強引に可決させた際、作家の城山三郎氏が批判したことを誹謗中傷した前科があるので、私はあまり信用しない。
だが、この発言については確かにそうだ。今の「自民党」は死んだといわざるを得ない。 私は今日から「自民党」についての呼称を「ネオナチジャパン」とさせてもらう。高市早苗や稲田朋美といったスカポンタンがネオナチ団体とツーショットするほどなのだ。その上LGBT当事者への差別丸出しの会合に安倍被告らが堂々と出ていたのだから、もうネオナチと同一視されても反論不能である。
村上氏は城山氏の言葉の正しさに今大変後悔しているだろう。ならば、彼にできる罪償いがある。それは共産党と手を組み、堕落した社民党に移籍して維新の党のメンバーで護憲派に近いメンバーをスカウトし、加藤紘一氏、野中広務氏、鳩山由紀夫氏、伊波洋一氏、植草一秀氏、孫正義氏と共闘すべきだ。そうすれば社民党は筋の通った護憲政党に戻ることができる。