2015年8月25日火曜日

これで支援しようとは厚かましいにも程がある~全日空の傲慢を嗤う~

 スカイマークを安倍ナチズム一派と共謀して違法な乗っ取り犯罪をやらかした全日空だが、とんでもない馬鹿な接客をしでかしていた。
 この罪は今でも変わらない。私はこの犯罪行為を知って、全日空はもちろん、スカイマークやAir Doも使いたくなくなった。

 全日空機:視覚障害者の搭乗拒否 内規の解釈誤り
http://mainichi.jp/select/news/20140530k0000m040159000c.html
毎日新聞【池内敬芳】 2014年05月29日 23時49分


 秋田県の全盲男性3人と介助人1人が29日、全日空機で秋田空港から大阪 (伊丹)経由で大分へ向かおうとしたところ、直前に搭乗を拒否された。同社は内規の解釈を誤ったとし「当方のミスで、おわびしている」と話した。
 搭乗拒否されたのは秋田県視覚障害者福祉協会の煙山貢会長(72)と2人の男性副会長、介助の女性事務局員の計4人。大分市で29日始まった全国盲人福祉大会に参加するため、午前8時10分発の大阪便(定員72人)に乗る予定だった。搭乗手続きを済ませタラップを上ろうとした時「この大きさの飛行機では介助者1人につき障害者は2人までという内規がある」として搭乗を拒否された。羽田経由で大分に到着したが、遅れて一部の会議に出席できなかった。
 全日空広報部は「内規では介助者1人に障害者3人まで乗れることになっていた。大変申し訳ない」と話している。 



 このことによって煙山氏たちが負った不利益に、全日空は「ごめ~ん」ですまそうとしているのにすぎない。
 まさになめているとしか言いようがない。更に精神疾患者にはこんな差別をしていた。

2002年06月13日/精神障害者の搭乗拒否規定で国交省が3社に改善指導

<2002年6月13日読売新聞>
 全日本空輸が社内規定に基づいて、精神障害者の搭乗をいったん拒否していたことが分かり、国土交通省は12日までに、同社や同様の内規を持つ日本航空、日本エアシステム両社に対し、内規を見直すよう指導した。
 搭乗を拒否されたのは、東京都内の50代の精神障害者男性2人。今年2月、沖縄ツアーに参加したが、帰京当日に旅行会社側から病気のことを聞いた全日空は搭乗を拒否。医師の診断書をファクスで提出させ、翌日、家族などを同乗させたうえ、東京便に乗せた。
 全日空が、乗客に示す運送約款には精神障害者に関する条項はない。ところが非公開の内規では、「精神保健法」(1995年、精神保健福祉法に改正)に定 める精神障害者などは〈1〉医師か看護師が同伴〈2〉付添人と、安全を証明する診断書がある——場合のみ搭乗を認めている。精神障害者の社会参加などを進 めた同法改正の法律名もその趣旨も反映されておらず、病状に関係なく搭乗拒否する規定になっている。
 搭乗拒否問題や内規の不備を知った国交省が、日航と日本エアにも確認したところ、両社の内規はさらに古い「精神衛生法」(50年制定)に基づいているこ とが判明。同省は「障害者の社会参加を進める国の方向性を踏まえるように」と3社に内規の改善を指導。3社とも、精神障害ではなく他の乗客への危害や迷惑 行為の有無により、搭乗の可否を判断する方向で見直しを進めている。
 精神障害者の乗客については3年前まで、乗り合いバスとタクシーは道路運送法、船舶は海上運送法で「事業者は、付添人がない場合は運送を拒絶できる」と されていた。しかし、この条項は、乗客を一見して精神障害者と断定することは困難で、適用実績もない、などとして撤廃された。全国精神障害者家族会連合会 の桶谷肇事務局長は「語句の修正だけではなく、障害者への理解を深めてほしい」と話している。


 しかも全日空は男性二人について「朝食の時手づかみで食べ、バスの中で放尿した」とデマを流していた。
 この犯罪行為に日弁連が厳しく改善命令を出したものの、全日空には法令遵守の精神がないことが今回のスカイマークの違法乗っ取り犯罪で明確になった。
 よろしい、ならば経済の民主化の観点から、毅然とした行動に踏み切らせてもらう。私は日本航空も全日空グループも今後一切使わないことを宣言させてもらう。