2016年7月1日金曜日

上から目線の傲慢漢にスポーツを語る資格はない 松井一實

 今回の書人両断は広島市の歴史を破壊する恥ずべき自称市長を血祭りにあげる。

 この男の不見識ぶりは前から酷かった。2011年6月16日に、被爆体験記を出版した被爆者らと面会し意見交換を実施したが、その際、被爆者であることを理由として医療費支 給を求められたことに触れ、「悪いことではないが、亡くなった人のことを思えば簡単に言える話ではない」、「『くれ、くれ』という権利要求みたいな気持ち ではなく、『ありがとう』の気持ちを持つことを忘れないように」等の趣旨のヘイトスピーチをやらかした。
 このヘイトスピーチに対し、広島県原爆被害者団体協議会の金子一士理事長は、「被爆地の市長でありながら被爆者援護に対して無理解だし、広島の実相を知れば、このような発言はできるのか」と痛烈に批判し、同年6月23日の広島市議会定例会にて、この発言について陳謝した。だったら松井は最初からこの暴言をするなということだ。
 秋葉忠利正統広島市長以下であることは、この段階で見え見えである。そして、今回書人両断の餌食にかけるもう一つの理由は地元のスポーツクラブへの理解のなさ。2013年12月3日に、 地元の写真記者らとの懇親会で、サッカーJ1で優勝争いをしているサンフレッチェ広島について「2位でもいい」という趣旨の発言を行った。翌日の4日に報道陣の取材に発言を認め、「優勝を望んでいると言ったうえで、(今の本拠地に代わる)新スタジアム建設の検討に時間が取れるといいという意味で言った。誤 解を受けたことは心からお詫び申し上げます」と話し陳謝した。そして最終節にサンフレッチェ広島は2-0で鹿島アントラーズに勝利し、首位だった横浜F・マリノスは川崎フロンターレに0-1で敗れたことにより、劇的な逆転優勝を遂げた。その後12月12日に行われた優勝祝賀会ではチーム関係者に対しての謝罪を行い和解したようだが、そうではなかった。
 でなかったらこんなニュースが出るわけがない。

新サッカー場、サンフレッチェが旧市民球場跡地を提案

2016/3/4 6:30 日本経済新聞
 サッカーのサンフレッチェ広島は3日、新サッカースタジアムの建設について、広島市中心部の旧広島市民球場跡地に建設する独自案を発表した。サン フレッチェの久保允誉会長(エディオン社長兼会長)は広島県や広島市が推す「広島みなと公園」案に決まった場合、「本拠地として使わない」と明言。今月中に結論が出る予定だったが、不透明感が強まっている。
 県や市、広島商工会議所、広島県サッカー協会などは2013年6月にスタジアム建設 に関する検討協議会を設置。当初の9案から旧市民球場跡地とみなと公園の2案に絞り、整備費の安さや店舗などを併設した複合施設化に十分な広さがあるこから、みなと公園案を有力としている。
 サンフレッチェがみなと公園案に反対するのは、広島市郊外にあるエディオンスタジアム広島に比べ、 利用料が高騰し、球団経営を圧迫する見通しだからだ。両案の事業主体や運営体制を検討するため県と市、商議所が設置した作業部会は、みなと公園案の整備費 を180億円と算定。これを前提にサンフレッチェが試算したところ、借り入れの返済原資となる使用料は年間5億6千万~7億6500万円になる。
  現在のエディオンスタジアムの利用料は年1億円。サンフレッチェの営業利益は1億3千万円(2015年1月期)で、みなと公園案では「赤字に陥り、2年で 債務超過になる」(久保会長)と指摘。 旧市民球場跡地は原爆ドームに隣接しており、景観を守るため、高さ規制がある。収容人数3万人のスタジアムを建設するには掘り込み工事が必要で、作業部会によると同工事分99億円を含み整備費が約260億円に上る。複合施設化も「敷地が狭く物理的に難しい」(県幹部)とい う。
 これに対し、サンフレッチェの旧市民球場跡地案では収容人数を2万5千人に抑えて高さ規制をクリア。掘り込み工事をしないことで整備費を140億円に抑えることができると試算した。観客席の壁に開口部を設けて原爆ドームが見えるようにし、平和施設としての性格も持たせる。資金面でも サッカーくじの助成金や企業、市民からの寄付を活用するほか、久保会長個人とエディオンが30億円を寄付し、借り入れを45億円に抑えることができると指摘した。
 久保会長は「サンフレッチェに意見を聞きに来た人はいなかった。市民球場跡地を求める40万人の署名も集まっている。利用者の声を聞 かないのは市民の感情としても理解に苦しむ」と県や市への不信感をあらわにした。それが「みなと公園の場合、使わない」という強硬手段につながったよう だ。
 ただ、検討協議会にはサンフレッチェの小谷野薫前社長も委員として参加していた。報道陣の取材に応じた広島市の松井一実自称市長(以降容疑者)は「サン フレッチェの意見も十分に踏まえている」と「反論」。広島県の湯崎英彦知事は「サンフレッチェ側の負担額について誤解があるように感じる。久保会長も含めて話 し合いを進めていく必要がある」と述べた。松井容疑者は3月末までに一定の方向性を出すという従来の方針は変わらないとした。

 ところが、小谷野氏の証言によるとサンフレッチェ広島の経営の事情などが議論には反映されなかったという。
 久保会長たちが激怒するのも無理は無い。それに対して松井はこうも妄言を繰り返す。3月30日の『自身の見解』とやらで、「(3月中に決定するという)その約束でした。万感の思いを込めて残念です」と久保会長を誹謗中傷、更に悪質な暴言を繰り返した。
 「もともと広島市議会の中では、旧広島市民球場跡地に平和を祈念するためのタワーを建てろという意見を持つ議員もおられる。文化的な施設を作っていろんなものを発信できる施設も欲しいといわれている人もいる。市の中で旧広島市民球場跡地の使い方について様々な動きがあるわけですから、そういった方々にサッカースタジアムを作るということになれば、なぜそうなるかの根拠が必要になる。それを抜きに、ファンが言っているからここでというのを分かりましたと言った理由を出してもらって、議論できるようにしましょうと申し上げている。それが出来ていない。考え方を提示されるている根拠、あるいはそれに対しての具体的な裏付けがあるはずなんですよ。それが出せないということが解せない。それができないのにこちらがお示しするものはない」

 では、タワーは必要なのか?
 不要であると断言する。むしろなぜ広島みなと公園を押し付けたいのかは、自身のバックにあるゼネコンではないのか。そうではないというのなら、ゼネコンから政治資金をどれほど受け取っているのか今すぐ情報公開したらどうか。
 こんな男に、スポーツを語る資格はない。今すぐ秋葉正統市長に市長職を返納しなさい。これは、国際法に基づく正統な命令です。