2016年7月18日月曜日

「忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。」(リトル・ミィ)

 誕生日を迎えるに当たり、ムーミンシリーズの人気キャラクター「リトル・ミィ」の言葉を今回は使う。
 「.時々、誰かに言われた言葉がチクッて刺さってイラッてするときあるじゃない。それね、本当のこと言われてるからよ。」という言葉はまさしくAll or Nothingの言論に終始する者たちを厳しく射抜く。
 私がムーミンシリーズのファンなのは、中高生時代に放映されていたからに他ならない。今回あえて「忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。」 という言葉を使うのは、「うぬぼれるな」という檄をもらったからに他ならない。
 私は絶食系男子になると宣言し、そしてここまで何とかたどり着いた。「あなたね、決断力がないんじゃなくて、決断する方法をしらないだけよ。あのね、いい方を選ぶんじゃなくてあなたが思う方を選ぶのよ。最初はいろいろ失敗するわよ、あなたバカなんだから。でもそのうち自然といい方を選ぶようになっていくわよ。最初からうまくやろうなんて自惚れてるんじゃないわよ。」というミィの言葉を知ったのはその後である。
 何度も何度も「やれる」と言い続けて、去年3月に朝9時から夜6時までの勤務を勝ち取ったのもそれだ。失敗も何度もあったが、何とかここまでたどり着けた。時間の延長を決断したのも、「迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね。」ばかりではない。10年、20年先の私は何をすべきかという思いが私を突き動かした。
 リトル・ミィは他人に群れないし媚びない。それゆえに見る目は鋭い。だからこそ、現実を踏まえて理想へと突き進むにはこの言葉は本当に必要になってくる。

 正直に言って、この時間延長が場合によっては失敗するかもしれないと思う。
 だが、最初からできないことばかりを思っていても意味はない。世代間交流に参加しようと思ったのも「やってみるしか明日はないんや」という思いゆえだ。そこには多くの仲間がいて、年代を超えた人たちが私を突き動かしてくれた。
 やってよかったと私は思う。数年後に待ち受ける四十代を、全力で駆け抜けるために必要なことは今からでもやる。