2016年12月5日月曜日

ゴミ屋敷にしない方法


「このものすごい量のゴミをどのように集めたのか、またこんなゴミ屋敷でどうやって生活してきたのか、不思議で仕方ない――」(作業に参加したメンバー)
 16日午前9時、韓国・釜山市東区に住むパクさん(58歳)のマンション前に集まった同区職員、ボランティアセンターのメンバー、警察、地域社会保障協議会のメンバー総勢30人は、目の前に広がる光景を見ながら絶句した。小さな部屋2つとキッチンがある約30平方メートルのパクさん宅室内には、ありとあらゆるゴミが散らばっていた。長年にわたり放置されていたゴミは異様な悪臭を放ち、周辺住民からはクレームが多数寄せられていた。
 清掃作業は6時間に及び、廃棄されたゴミの総重量は、なんと8トンにも上った。
 このゴミ屋敷に住むパクさんは、うつ病に加え、健康状態もよくないため生活保護を受けているのだが、彼の母親(93歳)は捨てられたものをむやみに拾ってくる「強迫的溜め込み障害」を患っているのだという。この病気は、初期には大切なものを捨ててしまったのではと不安になり、病状が進行すると、必要なものと不要なものを区別できなくなってしまう。日本でもゴミ屋敷の問題がたびたび取り沙汰されるが、家のあるじが強迫的溜め込み障害を患っている可能性があるという。

 2人の居住スペースは、大人2人がやっと寝っ転がれる3.3平方メートル程度で、残りはすべてゴミの山。食事は外で買って済ませていたという。
 区庁には、悪臭による周辺住民の苦情が相次ぎ、パクさん親子の健康上の問題も懸念されていた。そこで今回、一斉清掃を行うことが決定。担当者は「室内を数箇所修理し、居住環境を改善するとともに、地域の健康増進センターと連携して、パクさん親子の治療に取り組む計画」とコメントしている。
 ちなみに日本では、これまでゴミ屋敷を強制的に清掃することは法律上難しかったが、世田谷区をはじめとする一部自治体では、状況を改善できる条例などが整備され始めている。なお、清掃費用は原則的に「居住者負担」となるそう。また、このようなゴミ屋敷のあるじの大半が、高齢者であるという事実も指摘されている。社会の高齢化とともに、今後ますます増えそうなゴミ屋敷だけに、韓国の事情とばかりに傍観はできないかもしれない。
(文=河鐘基
日刊サイゾー
 今回のコラムは、日刊サイゾーから採用した。
 ゴミ屋敷の問題なのだが、私はつい最近まで書籍のデジタル化を行っていた。理由はまだ明かすことは出来ないが、ある一つの鉄則を自らに課していた。
 それは、一つの書籍を手にしたら、3冊の書籍を手放すということだった。それで、手元のスマートフォンを経由して書籍を動画に収めて撮影し、デジタル化した書籍は後日古本屋に売却するというパターンで書籍をデジタル化していった。
 この事はどこでも使えると私は見ている。つまり、一つ物が手に入ったら何か代わりになるものを手放すという鉄則を貫けばいい。また、ゴミ屋敷の家主の中には精神疾患当事者が多いという指摘もある。その治療も行うべきなのは言うまでもないが、薬漬けのやり方では間違いだ。