2017年4月22日土曜日

WBCで問われること

【WBC】小久保監督、退任の意向を表明!次期監督は誰に
2017年3月23日 17:03
財経新聞
 21日(日本時間22日)、米ロサンゼルスのドジャー・スタジアムでWBCの準決勝が行われ、日本代表は米国代表に1-2で惜敗した。
 試合後に会見が行われ、その席で小久保監督本人の口から「2013年から今大会までということでやってきた。これで契約は満了です」と話し、今大会限りでの退任する意向であることが語られた。

■米国戦の敗戦を振り返って
 日本代表は1次ラウンドから2次ラウンドまで6戦無敗で、決勝ラウンドまで勝ち進んだ。
 準決勝の相手は米国代表。予想通り1点を争う接線が展開されたものの、4回に2塁手・菊池涼介の失策に絡んで先取点を取られると、8回にも1死2、3塁から3塁手・松田宣浩が打球を弾いた間に決勝点が入り敗戦となった。
 手痛いミスが絡んだ結果の敗戦となったが、小久保監督は「2点はミス絡みでの失点だったが、選手を責めることは出来ない」と語り、選手を擁護した。

■次期監督候補は?
 小久保監督が退任すると、次期監督の選考が始まる。候補としては原辰徳氏、中畑清氏、秋山幸二氏などが挙げられる。
 原辰徳氏は2002年から03年の2年間、06年から15年までの10年の計12年間巨人の監督に在任、7回のリーグ優勝、3度の日本一を経験。在任中の09年には第2回WBC日本代表の監督も務め、見事に連覇を達成するなど、国際大会での経験も豊富。
 中畑清氏は13年から15年までDeNAの監督を務め、昨季CSファイナルステージに進出したチームの礎を築いた手腕が評価される。また、04年のアテネ五輪では脳梗塞で倒れた長嶋茂雄氏の代わりに監督代行に就任。チームを銅メダルに導いた。
 秋山幸二氏は09年から14年までソフトバンクの監督を務め3度のリーグ優勝、2度の日本一に導いている。13年の第3回WBCにも監督の要請を受けたものの、「監督を兼任するのは難しい」との理由で、代表監督就任を辞退した経緯がある。
 その他にも、栗山英樹氏や松井秀喜氏、アマチュア球界の指導者など多くの名前が候補として挙がっている。
 選考については、次期日本代表監督決定のための有識者会議の設置が検討されている。最終的には、王貞治氏や山中正竹氏など歴代の監督経験者からも個別ヒアリングを行った上で決定される見通しだ。

●新監督の初陣、今後の日程は?
 新監督の初陣は、11月の日本、韓国、台湾による3カ国対抗戦となる。その後は、第2回プレミア12、3年後に行われる20年東京五輪、21年の第5回WBCへと続いていく。
 今回の日本代表監督にはWBCでの世界一奪回はもちろんのこと、国家的イベントの東京五輪での金メダルが期待される。新監督のサポート体制を作るためにも、監督の決定を含めた早期の新体制づくりが求められる。(夏目玲奈)

1.プロ野球の活性化をブームにするな
 今の段階で警告して置かなければならないことがある。
 日本のプロ野球はあまりにも地域との密着性に欠落し、閉鎖的な空間になっている。以前『巨人』と称する金権野球部による賭博事件があったが、これも激甘処分に終わっている。一体どうなっているのか。
 私は、プロ野球の抜本的な改革は不可避であると断言する。まず、企業名の排除は待ったなしだ。その上で改革のレシピを各球団に出す。

球団名の変更と独立リーグ球団への人員派遣などで充分なケース
*埼玉西武ライオンズ→埼玉ライオンズ
*東京ヤクルトスワローズ→東京スワローズ/神宮スワローズ
*中日ドラゴンズ→名古屋ドラゴンズ
*福岡ソフトバンクホークス→福岡ホークス

球団名の変更と組織のあり方そのものの抜本的改革が不可避
*オリックスバファローズ→大阪バファローズと神戸ブルーサンダースに分割の上、オリックス資本の大幅撤退を行う。
*東北楽天ゴールデンイーグルス→仙台ゴールデンイーグルス、楽天資本を5割以下に減らすと同時に、東北資本を大幅に拡充する。
*北海道日本ハムファイターズ→北海道ファイターズ、日本ハム資本を4割に減らすと同時に、北海道資本が6割とする。また、青森県に独立リーグ球団が出来た際には支配下にある選手の5/1を譲渡すること。
*横浜DeNAベイスターズ→DeNA資本の大幅撤退と神奈川県の資本が過半数の新球団にして、球団名を横浜ベイスターズに戻す。また、静岡県に独立リーグ球団が出来た際には支配下にある選手の5/1の譲渡を行うこと。
*広島東洋カープ・阪神タイガース 地域密着が強いため変更する必要はないが、各地域に出来る独立リーグ球団につき最低2球団への支援を行うこと。

組織そのものの大改革
*読売巨人軍→6球団に分割の上、企業名を完全に排除し、東京での存続を認めない。
-沖縄県(沖縄シーサーズ)、佐賀県(佐賀フューチャードリームズ/かつての鳥栖フューチャーズをモデルにした名前としたい)、島根県(松江ユナイテッドクラブ)、高知県(高知南国ベースボールクラブ)、福井県、福島県(いわきホープスベースボールクラブ/現いわきFC運営法人がサッカークラブの運営をJ3福島ユナイテッドFCに譲渡することを条件に『福島ベースボールクラブ』として引き継ぐ)へ移転させる。ジャイアンツの名称も利用を禁止する。

2.プロ野球の年俸があまりにも高すぎる
 ここで、プロ野球の改革にお手本となるのはJリーグである。
 Wikipedia日本語版より引用する。

Jリーグにおける社員選手
Jリーグでは、プロ選手が各クラブにおいて、法人(クラブ)と雇用契約のみを締結している選手のことを示すのに対し、社員選手を「法人と雇用契約のみを締結した選手」と定義している。一般的には出資企業(いわゆる親会社)から出向している所属選手のことを指す。
登録区分はプロであるが、統一契約選手(プロ契約選手)とは異なり、クラブから報酬を受け取ることはできない。ただし、出場給は支払われる。また、アマチュア契約選手と異なり、移籍の際には移籍金(30万円×在籍年数を上限として)が発生する。
社員選手の登録人数および契約年数に制限はない。実業団チームがJクラブに移行した直後はこの社員選手の比率が多いが、プロ契約移行や人員整理により徐々に比率は下がり、数年後にはオールプロ契約選手になることが多い。まれにJ1のクラブに社員選手が所属しているケースもある。

 その手を使っていたのは大分トリニータ、ヴァンフォーレ甲府、サガン鳥栖である。
 更にザスパクサツ群馬も同じ手を使っていた。そこで、改革後のプロ野球では社員選手を中心に雇用すべきだと考える。そうすることで、清原和博保護観察囚のような悲劇をなくすことにつながるのだ。

3.二部制にして独立リーグとの入れ替え戦を行うべきだ
 Jリーグでは1部と2部の入れ替え戦もあった。
 私はプロ野球を1部と2部にして、2部は独立リーグから募集して戦力の均衡を取れるような仕組みにしていった上で、入れ替え戦を行うべきだと考えている。

4.ジャイアンツの名称は5年後に新球団を地域リーグから立ち上げる際に使って構わないが、メディア資本の出資は許さない。
 これは絶対に必要だと私は思う。
 そもそも、メディアがプロチームを持つことそのものが倫理的にいただけない。偏見報道をもたらしかねない危険性があり、出資そのものの規制を行うべきだ。読売新聞が金権野球部を悪用して自社ブランドの拡大を図った結果、今や日本は視野の狭い国に成り下がっている。

 WBCだけに終わらせるなと私は言い続ける。
 小久保監督は星野仙一氏と同じように、きちんと責任を取る形で次世代に道を示した。次の監督はきちんと責任を取れる人にすべきで、横浜ベイスターズで醜態を見せた中畑某はアウトだ。これはこの場で警告しておきたい。