ドコモオリジナルブランド、割安価格のスマホ「MONO MO-01J」
関口 聖太田 亮三2016年10月19日 11:15
ケータイWatch(インプレス)
19日に発表された「MONO MO-01J」は、NTTドコモの2016年冬モデルとして発表されたAndroidスマートフォン。12月上旬に発売される。
「MONO」は、NTTドコモが提供する新たなスマートフォンブランド。その1号機にあたる「MONO MO-01J」は、定番とされる機能を搭載しつつ、手頃な価格で提供される。製造メーカーはZTE。
端末の価格は約3万円で、端末購入サポート(12カ月にわたり同一端末の利用が条件)により、実質負担額(一括)は650円程度になる見込み。
マップやブラウザなどタッチ操作をストレスなく行えるよう、反応速度をチューニングするほか、広角で1300万画素のメインカメラ、500万画素のインカメラを搭載。LTEやVoLTE、防水・防塵仕様、ハイレゾ音源の再生など、日本のユーザーにあわせたスペックを搭載する。バッテリーの持ち時間は約80時間で、3日持ちと謳う。
左側面の下部には、ワンタッチでマナーモードのON/OFFが可能なスライド式スイッチも用意する。本体にはストラップホールも装備している。USB端子はキャップレス防水に対応する。
外観は背面パネルにもガラスを用いたほか、電源と音量のキーにはアルミ素材を採用し高級感も高めた。シンプルながらも作り込んだ「MONO」専用の着信音、アラーム音、壁紙、ウィジェットなどを搭載する。
純正のブックタイプケースを別売りで用意。フタになるフラップにはICカード用ポケットを搭載している。
主な対応サービス
ドコモメール、iコンシェル、dマーケット、はなして翻訳、スグ電、WORLD WING(LTE、3G、GSM)、ケータイ補償サービス、あんしん遠隔サポート、緊急速報エリアメールなど、ドコモが提供する主要なサービスにはほぼ対応する。
ただし、おサイフケータイには非対応。ワンセグや赤外線通信、シンプルメニュー、生体認証機能なども搭載されない。
主な仕様
約4.7インチ、720×1280ドットのTFT液晶ディスプレイを搭載する。CPUはMSM8952で、1.5GHz×4、1.2GHz×4のオクタコア。2GBのメモリ(RAM)と16GBのストレージを装備する。最大128GBのmicroSDXCカードを利用できる。OSはAndroid 6.0。
下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsで通信できる。国内の対応周波数帯はLTEが2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz。3Gが2GHz/800MHz。VoLTEをサポートする。SIMカードサイズはnanoSIMカード。
メインカメラは1330万画素、インカメラは490万画素。Bluetooth 4.1、Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに対応。非常用節電モードをサポートする。IPX7の防水、IP5Xの防塵性能を備える。
バッテリーは2440mAh。連続待受時間はLTEで約580時間、3Gで約410時間、GSMで約360時間。連続通話時間はLTEで約620分、3Gで約710分、GSMで約660分。ドコモが想定する利用方法による電池持ち時間は約80時間。外部端子はmicroUSB。
大きさは約136×69×8.8mm、重さは約138g。ボディカラーはWhite、Blackの2色。
この中興通訊(ちゅうこうつうじん、中国語読み:チョンシントンシュン、英文社名: ZTE Corporation)から出されたスマートフォンに飛びつく人はいると思う。
私も確かに購入したいと思える価格だし、それだけの価値はあると思う。しかし、ちょっと待ってほしい。ウォルマートがやってきたことと今のドコモは同じである。
ウォルマートは価格破壊を実現するため、取引の改革を行い、取引先に対しても内容まで介入するようになってしまった。その結果米で作られていた商品が中国で作られるようになり、その中国でも駄目ならベトナムへとどんどん人件費のディスカウントを図らせた。
その結果は雇用の徹底的な喪失だ。更に壊れやすい商品が増えた。物の価値が徹底的に壊されたのではないか。
それでいいと思えるのだろうか。