2013年10月23日水曜日

この国の欺瞞を嗤う

 このことはいつか書かねばならないことだった。
 

【社会】
踏切救助死のAさん悼み通夜 横浜、「首相」も感謝状

東京新聞 2013年10月6日 21時54分

 横浜市緑区のJR横浜線踏切で高齢男性を助けようとして電車にはねられ亡くなった会社員Aさん(40)の通夜が6日、同市内の斎場で営まれた。参列者によると、祭壇にはほほ笑むAさんの遺影が置かれ、大勢の友人らが故人を悼んだ。

 通夜の前には菅義偉「官房長官」が斎場を訪れ、Aさんの行動をたたえる安倍晋三自称首相名の感謝状を遺族に贈った。政府は人命救助に尽力したとして紅綬褒章の授与も決め、遺族に銀杯や神奈川県警の感謝状も届けられた。
 菅氏は焼香後「身の危険が伴うにもかかわらず救出しようとして尊い命を犠牲にされた。真に勇気ある行為を心からたたえる」との感謝状を代読した。
(なお、現在の「政府」が不正によって政権奪取が行われたことを考慮し、正当性を認めない観点から安倍らについては自称首相とさせてもらいます。また犠牲者の実名は今後一切公開しません)

 まさにAさんの犠牲を悪用し、己の悪政をごまかすとは全く言語道断だ。
 Aさんの魂をこれこそ引き裂き侮辱する行為であり絶対に許されない。私はこのニュースが垂れ流されていた際は見ないようにしていた。それほど不快感を覚えた。 「死人に位」というがまさにこれだ。
 そんな事よりやらなくちゃいけないことはたくさんある。まず、福島第一原発問題の即時解決だ。今すぐやらないといけない。その次に原発輸出計画の全面中止と、全面断念だ。これは国際社会が日本に対して強く求める国際貢献だ。
 国際法で言うなら、ハラスメント罪の導入だ。極右団体の在特会をはじめとするレイシストによりこの国は深刻な差別主義に苦しめられている。その他にも浜田正晴氏へのハラスメント攻撃など、法人による不正な行為はまかり通っている。
 消費税の不当増税と引き換えに生活保護費を増額するあこぎな手法は許されない。それならば税制民主主義に則り、負担できる層から負担してもらう。そう、財界や富豪からきっぱり取り立てねばならない。1984年レベルの法人税と所得税への復帰は国際社会が日本に強く命じている財政再建の必須的要件だ。
 納税者を減らす政策が消費税増税なら、正規雇用を増やしそれかつ納税者を増やすのが法人税・所得税の増税だ。その他にも「東京五輪」の自主的返納と、イスタンブールへの譲渡だ。そうすることはイスラム諸国と日本の関係を前進させることになる。また米軍への思いやり予算も現在よりも5分の1に削減すべきだ。そうすることで米国の軍縮を促すことになる。米国が軍縮に舵を切れば、世界中もそれなりの軍縮に舵を切るのだ。

 また、国籍法の抜本的転換も待ったなしなのである。
 今の国籍法は血統主義というおよそ現実からかけ離れたものであるがこれを今すぐ出生地主義に改め過去にさかのぼって在日コリアンでも国籍を取得するようにすればいい。そうすることで納税者が増える事になる。
 その他にも移民を増やすことも必要だ。 たとえば私は軍縮及び平和条約の締結と引き換えに移民を受け入れることがいいと考える。ロシアについては無条件で全千島列島の返還が必要だが、それ以外については貧困層を積極的に北海道に介護福祉施設への就労を前提にした兼業農家としての移民を推進すべきだ。大体、在日外国人が国民の三大義務を果たしているのにもかかわらず国籍をとれないのはおかしな話だ。「帰化するのが当然」ではなく、国が国籍を提供するのが当然なのである。
 この機会についでに言いたい。北朝鮮の国家再建には日本もかかわるべきだ。EU・ロシア・ベネズエラと協力すれば拉致問題も含め問題は解決できる。
 
  さらに突っ込んで言う。
 東京体育祭の中止で日本政府は何をすべきか。私は今の国立競技場については耐震補強工事だけで十分と考えている。新デザインの競技場については岩手県の地方自治体に新たにスタジアムを立ち上げればいいと考える。それと同時に政府機関の地方への移転だがネットのサーバーやコールセンター機能だけでいい。
 大体今の形は何も努力していないで現状に甘んじているだけだ。それではよくないに決まっている。努力して変えてナンボの世界ではないのか。