2013年10月22日火曜日

地方百貨店を考える~五所川原・マルキ飛鳥の場合~







 今回はやや不完全ではあるが、青森県五所川原市にあった地方百貨店・マルキ飛鳥(とびしま)を取り上げる。
 マルキ飛鳥合資会社という会社が運営会社である。
1931年 4月、創業。2199万円の資本金を有していた。経営陣および出資者は飛鳥慶造、飛鳥寛造、飛鳥恒己。
年代不明 イトーヨーカ堂と業務提携してイトーヨーカ堂マルキという名前に途中で変わる。
1997年 11月、郊外のショッピングモール『エルムの森』に移転して閉店。
 百貨店だけあって非日常的なイベントもあったのだろう。噴水が店内にあって、色の変わるライトで子供達を引き寄せていたようだ。こうした施設は百貨店ならではのものだ。
  1977年の段階で創業104年というのだから、かなりの老舗であろう。また、その当時、五所川原市には丸友、中三という百貨店があった。丸友は1995 年に隣町にできたイオンショッピングセンターのあおりを受けて閉店となった。私がWikipedia批判を行うのは、こうした文化を隠すもしくは逃げてい るとしか思えないのだ。