2013年10月8日火曜日

ノーブレスオブリージュの意味を忘れたのか 郡司篤晃

 今回、取り上げる男は薬害関連の男である。
 何故このような男が懲戒解雇にならないで、厚生省の闇を内部告発した宮本政於氏が不当な懲戒解雇なのか、私には理解に苦しむ。

無責任連中書人両断! 生き血をすする卑劣なドラキュラ 郡司篤晃(小野哲)
テーマ:無責任連中書人両断!!
2007-10-04 20:55:08
 郡司篤晃は1983年6月、エイズウィルスに汚染された血液製剤がアメリカ・トラベノール社から輸入され同社が自主回収していたことが判明した当時、厚生省生物製剤課長として血液製剤供給の責任者だった人物である。この男のやったことは断じて許されない。
  この年、アメリカではエイズの問題で安全な加熱製剤に切り換え、ヨーロッパもそれにならった。そもそも、この時点で厚生省が情報を把握し、適切な対策を施 していたら問題は小さくなっていたわけだ。日本の血友病患者団体は、厚生省に加熱製剤の輸入を求める要請を提出している。
 海外からのおびただし い情報で非加熱製剤の危険性を熟知していた郡司は、83年6月の厚生省エイズ研究班の設置、国内の少人数の献血から作るクリオ製剤への転換の検討など、薬 害エイズの広がりを食い止めるか否かをめぐる問題すべてに直接かかわった。その間も、アメリカやヨーロッパで血液製剤の加熱処理をし始めてから2年4カ月 もの間、日本では汚染された非加熱製剤が血友病患者に投与され続け、2000人もの感染者、500人以上の死者を出すという空前の薬害事件となったのであ る。
 郡司はNHKで1999年7月4日に放映された「薬害エイズ16年目の真実--川田龍平が郡司元課長に聞く」で現在参議院議員になっている川田龍平の追及に「厚生省は素人集団なんですよ。責任を押しつけても仕方がない」と放言した。
 クリオ製剤を使うなど他の方法もあったのではないかという川田の問いに対しては、「当時の最高レベルの治療を中止させることはできなかった」と言い逃れようとする。その「最高レベルの治療」のために、すでに500人以上が殺されたのだ。
 厚生省が作成した非加熱製剤の在庫報告書には、40何億円かの金額が記されていた。郡司は「40億円というのは企業にとって大きな財産でしょう。企業にはもうけも保障されるべきだという論理も認められますよね」と、川田に驚くべき「同意」を求める始末。
週刊かけはしホームページhttp://www.jrcl.net/  より引用

 現在この恥知らず馬鹿は聖学院大学の教授になっているようだが、全く教え子に何を教えたのか。国会の証人喚問で偽証を繰り返し、自民党の圧力で逃れているこのウソツキチーターには救いようがないのだ。
  今月1日、田辺三菱製薬が誕生した。田辺製薬を三菱ケミカルホールディングス完全子会社の三菱ウェルファーマが合併したのだが、この三菱ウェルファーマの 前身が三菱東京製薬、さらに言えば東京田辺製薬とウェルファイドが合併した企業なのだ。ウェルファイドの実態は武田薬品工業の系列の吉冨製薬とミドリ十 字、そう、薬害エイズの加害者企業である。
 安部英はミドリ十字から賄賂を受け取るなどして便宜を図り、薬害エイズの規制を遅らせるように動いた。郡司はその安部のいわば駒として動いた罪がある。薬害エイズ裁判の際には原告の証人になったという意味で本人は免罪符と考えているのだろうが、そうはいかない。
 この男の本質は、一言で言えば生き血をすする卑劣なドラキュラ以外の何者でもない。警察に偽証罪したと弁護士を伴って自首してもらいたい。

 その後、偽証罪で郡司は告発されたが不当に不起訴となった。
 郡司は裁判で被害者サイドに立って国の不作為を厳しく批判したとしているが、その当時国の中で声を上げて批判すべき立場にあったのにしなかったのは明らかに二枚舌であり信じられない。
 私は以前薬害でこのような批判を行った。

青酸カリを店頭に並べるようなも の(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-03-11 08:02:35
 このシーズンになるとたいていイヤなものがある。
  私は前から明らかにしているように花粉症であり、副鼻くう炎(昔の蓄膿症)である。去年はひどかったため、ノヴァルティス(スイス大手の製薬メーカー)で 開発されたザジテンというカプセルを飲んでいた。この薬はアレルギーをコントロールするというのが売りで、確かに効いていたのだが同時に頭が何か安定しな いかのような印象だった(最初に断っておきたいがノヴァルティスへのクレームではない)。
 そこで、昨日からエーザイのハイガードという錠剤を飲 んでいるが印象としては効き目は遅いが頭がふらつくような印象はない。しかもザジテンと比べても価格が安いため今後ハイガードに切り換えるのは確定した が、正直に言うと薬を逆さまに読んでしまえばリスクであるように、どんな薬にもリスクが伴う。そこで第一類医薬品から第三類医薬品までゾーンを定め、販売 を制限しているのだ。
 私が購入している薬はいずれも第一類医薬品である。だが、第一三共ヘルスケアで出されているクロマイという軟膏はなぜか第 二類医薬品に分類されている。だが、このクロマイに含まれている物質を投与されて薬害でなくなった少女がいた。彼女の両親は当時の三共を相手取り訴訟を起 こしたが三共は不誠実な姿勢に終始し、金を払って逃げている(この事については病気でなくなるまでのことがTBS系列でドラマ化されている)。
  こんな連中の開発した薬など私は買いたくないし、腹立たしい。だから第一三共の商品を私は率先してボイコットしている。武田薬品工業や田辺三菱製薬のよう に厳しい制裁を受けて和解するならまだしも、反省の色が全くないのだから恐ろしい。人の命が落とされた薬なら第二類医薬品扱いではなく第一類医薬品扱いが 妥当なのであり、それが理解できないのはおかしい。まさに青酸カリを店頭に並べて売っているようなものである。
 薬は人それぞれのものであり、たまたま私はハイガードがあっただけのことである。薬にはリスクが伴うのである事を私達は認識しなければならない。ちなみに私はエーザイのコマーシャルをするつもりはない。

 なお、薬害クロマイ事件については以下のブログの書評でも載っているので参照願いたい。
http://plaza.rakuten.co.jp/happyworld4u/diary/201002080000/

 過去、これだけの薬害があったのだから郡司は厳しく対応すべきだったのだ。
  宮本氏がファックス一枚で休暇届を出しただけで不当な懲戒解雇なのに、郡司は天下りか。ふざけるなの一言に尽きる。ノブレス・オブリージュ(仏: noblesse oblige)というせりふがフランス語にある。直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、日本語では、しばしば「位高ければ徳高きを要す」な どと訳される。一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指すわけだ。
 この言葉の重みも知らないという意味では郡司も罪は薬害企業と匹敵するほど重い。それともこのせりふの意味を知らないのだろうか。

 ちなみに郡司の言い訳だらけの論文もどきをここに掲載する。恥ずかしいと思わないのか。
http://sleep.cocolog-nifty.com/blog/files/GUNJI.pdf

2012-02-15 22:07