2014年2月5日水曜日

恥も知らないNHK


NHK籾井「新会長」 「従軍慰安婦、どこの国にもあった」と暴言



 NHK「新会長」の籾井勝人氏は25日の就任会見で、従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と述べた上で、日本に補償を求めている韓国を不当に誹謗中傷した。従軍慰安婦問題を取り上げた過去のNHK番組に関連し、この問題に関する見解を問われ答えた。籾井氏は会見で放送法の遵守を語ったが、その放送法がNHKの番組に義務づけている「政治的公平性」を疑われかねない発言だ。
 籾井氏は従軍慰安婦問題について「今のモラルでは悪いんですよ」としつつ、「戦争をしているどこの国にもあった」としてフランス、ドイツの名を挙げた。「なぜオランダに今ごろまだ飾り窓があるんですか」とも述べた。飾り窓はオランダにある売春街を指す。
 さらに、個人的発言と断った上で、韓国についても「日本だけが強制連行したみたいなことを言っているから話がややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っている。しかし、すべて日韓条約で解決している。なぜ蒸し返されるんですか。おかしいでしょう」と誹謗中傷した。その後、会長会見の場であることを指摘されると、発言を取り消した。
 NHKの海外向け国際放送については、尖閣諸島、竹島という領土問題について「明確に日本の立場を主張するのは当然。政府が右ということを左というわけにはいかない」と述べ、政府見解を積極的に伝える考えを強調した。
 また、籾井氏は特定秘密保護法について「世間が心配していることが政府の目的であれば、大変なことですけど、そういういうこともない」「あまりかっかすることはない」と放言した。
*発言の重大性を考え事実にそって報道します。

 この籾井という男は安倍晋三君の馬鹿友達である。
 こんなNHKに私は呆れて話にならない。逆に極左やアルカイダが政権を握ってしまえば政府の言いなりになるのは明らかであり、報道機関としてあるまじき姿勢だ。NHKの社員たちは抗議すべきだし、CS放送局を買収して独立すべきだろう。
 今のNHKは頭のてっぺんから腐敗している。極右作家で悪名高い百田尚樹という人のくずが報道委員になっている段階で終わっているし、ニュースキャスターですらもお粗末だ。だから、私は最近のNHKを見ていない。ばかばかしすぎて話にならないのである。保守思想に近い私ですらもドン引きして日刊ゲンダイや週刊金曜日、しんぶん赤旗を見ているのだから保守系の衰退は目を覆うほどである。
 保守主義というのは何を守るべきかを考えてほしい。単に伝統の全てを守ることが保守とは限らない。時代に合わせて変えるべきものは変える、そして異なる価値観とも対話を重ねて理解しあうことも保守主義なのである。
 しかも権力者保護法(通称「特定秘密保護法」)を持ち上げている段階で決定的にアウトだ。こんな男を情けないと言わずしてなんというのか。恥知らず組織にNHKは堕落した。