2014年3月21日金曜日

東京メトロの殿様商売


<銀座線>車掌腹痛で乱れ 2万4000人影響

毎日新聞 2014年2月3日(月)11時2分配信

 3日午前8時45分ごろ、浅草発渋谷行きの東京メトロ銀座線の普通電車(6両編成)で、男性車掌が腹痛を訴え、一時全線で運転を見合わせるトラブルがあった。
 東京メトロによると、新橋駅に到着した際車掌から運転指令に「腹が痛く乗務できない」と連絡があった。車掌はそのまま救急車で病院に搬送された。
 このトラブルで、東京メトロはこの列車の全乗客を降ろし、運行を取りやめた。全線で運転を再開したのは33分後で、約2万4000人に影響した。【木村敦彦】

 私はこの電車の後の車両に乗っていたが実態は40分ごろに日本橋で電車が20分近くも停車したことにある。
 実体は40分以上の大遅刻なのである。こんなことが許されるわけがない。普通なら目玉が飛び出る大罰金ものだ。
 この種の経験はごまんとある。
 さすがに今回は悪質なので東京メトロに抗議のメールを送ったが、いったい何事なのだろうか。


件名 : ●銀座線ダイヤ遅延の暴挙に対し抗議します
 [お問い合わせの内容]
 今朝、あなた方のやらかしたとんでもないダイヤ乱れで私は大変な被害をこうむりました。
 その際にあなた方は「乗務員の急病」を口実にしましたが、そもそも朝の点呼の段階で厳しくチェックをしていればこのようなトラブルはなかったわけです。点呼を怠ったのはあなた方の重大なミスではないでしょうか。
 おかげで私は勤務先に遅刻し大変不愉快な想いをさせられました。該当する運転手はもちろん体調管理ができていないわけですし論外なのですが、それ以上に悪いのは点呼の確認を怠ったあなた方です。
 そのことを強く認識してもらいたい。そのうえで、以下の要求を顧客の一人として強く要求します。

 1.該当電車の運転手と点呼確認を行った責任者を運転運営業務から今すぐ外して、ボランティア活動10年を行うようにしてもらいたい。
 2.今後このような行為に対してどのような再発防止を講じるのかを説明願いたい。

 納得いく回答が得られるまで、私は何度でも指摘し続けますのであしからず。

 それに対して東京メトロの「回答」とやらが笑える。
 ここにさらして制裁を行う。


 東京地下鉄お客様センターです。
 平素より東京地下鉄をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

 先日は、銀座線新橋駅で発生しました乗務員トラブルにより大幅にダイヤが乱れ、ご利用のお客様には大変ご不便、ご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

 誠に恐縮ですが、東京メトロでは、乗務員が出勤した際、監督者と乗務員が対面して行う「出勤点呼」を実施しております。この点呼時に乗務員の体調と睡眠時間を相互に確認しております。また、アルコール検査および、薬等の服用がないか合わせて確認しております。

 銀座線の担当部署に確認しましたところ、担当乗務員は出勤点呼時、体調に異常がなかったとの報告を受けております。

 しかしながら、乗務員の体調不良により、この度のご指摘をいただきましたこと、誠にお恥ずかしい限りでございます。

 今回のような事象を二度と発生させないためにも、銀座線の担当部署の責任者、担当乗務員のみならず東京メトロ全体として真摯に受け止め、乗務員にはさらなる体調管理に努め、乗務前には万全を期すよう指導徹底させていただきました。

 また、体調に不安を感じた際は、早めに列車無線で列車の運行管理を司る部署へ報告をして、監督者に応援依頼を求めるよう指導させていただきました。

 お客様の大切な生命、財産をお預かりし、安全に目的地までご案内するという鉄道事業者の使命を今一度真剣に捉えるとともに、ご利用のお客様にも同様のご迷惑をおかけすることのないよう、安心してご利用いただける輸送サービスの提供に努めてまいります。
 
 何卒、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

 お客様の貴重なお時間を割き、ご意見ご要望をいただきましたことに深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

東京地下鉄株式会社 お客様センター

 全く話にならない。まず、車掌と点呼担当者への処罰が明確になっていない段階で話になっていない。これで話を丸く収めろというのなら無理だ。よってこのメールの内容をそのまま公開することで社会的制裁とさせてもらう。
 点呼の際に担当者が問いただすなりすべきだ。それを怠った意味で責任は重い。
 担当者と車掌は今後運転業務から身を引いてもらいたい。それぐらい重大な失態なのである。


常磐線・武蔵野線 地震計誤作動に伴う安全確認 ダイヤ乱れ

レスキューナウニュース 1月22日(水)18時50分配信

北小金駅で地震計誤作動に伴う安全確認を行った影響で、常磐線(各停)・常磐線(快速)・武蔵野線のダイヤが乱れています。


 本当にJRはもちろんだが東京メトロも安全への認識が甘すぎるのではないか。
 それでこんな小手先の対応だとは笑止千万だ。 
  

鉄道
2013年12月21日(土) 08時00分
JR東日本、常磐緩行線CBTCの設計委託メーカーに仏タレス内定
http://response.jp/article/2013/12/21/213502.html

JR東日本は12月20日、常磐緩行線綾瀬~取手間に導入を検討している無線列車制御システム(CBTC)の設計作業を委託するメーカーに、フランスのタレス(Thales)を内定したと発表した。

タレスはCBTCに関する世界的な大手メーカーで、同社の都市鉄道用システム「SelTrac」は各国の地下鉄やモノレール、新交通システムで使用されている。

JR東日本は2012年6月に同社ホームページ上で常磐緩行線へのCBTC導入に関心のある会社を募り、国内外10社の提案を比較検討した上で今年2月、フランスの大手メーカー・アルストムとタレスの2社に絞り込んだと発表。2社のうちから1社を選定する作業を進めていた。

JR東日本は発表で、選定の基準を「機能の実現性、安全性と稼働率、メンテナンス体制、価格などを総合的に比較して判定」したとしている。

今後、同社はタレスと設計契約締結交渉を行い、合意できれば正式決定の上、CBTC導入の設計作業を委託する予定。設計作業の結果、同社が求める機能が実現できると判断されれば、製造工事を委託する予定としている。

CBTCは「Communication Based Train Control」の頭文字。近年、世界各国の都市鉄道で採用が進んでおり、すでに100線区近くで導入されているものの、国内では今のところ導入例はない。 《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

 最近の鉄道は安全を甘く見ている。
 まずこの種の実験はJR東日本が経営再建を支援すべき銚子電鉄や三陸鉄道にこそ行うべきだ。JR東日本はクルーズ列車運行に現を抜かす暇があるなら第三セクターの経営再建に舵を切らねばならない。三陸鉄道、銚子電鉄、いすみ鉄道、流鉄、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道、長野電鉄、アルピコ交通、しなの鉄道に50%以上出資を義務付けさせ、20年鉄道路線の存続を命じることが政府のやるべき仕事なのである。
 国鉄の私物化をやらかした中曽根康弘などに私財を提供させ、経済の公平さを担保しなければならない。そもそも鉄道は鉄道は公共財という原点に立ち戻ることが絶対原則だ。たとえば流鉄再建案としてはSuica導入、遊休不動産開発(マンション)、味噌・清酒製造への参入がいい。流山の近くにある野田市はキッコーマンの工場がある。味噌と清酒はバランスがあっていい。
 話がずれたが傲慢乗車を生み出す構造としては、過剰なまでの利益優先主義があげられる。たとえば、積極的にオフピーク運動を推進すべきなのである。早く行けると煽る馬鹿なアナウンスを禁止しないといけないのだ。また150%以上の乗車でダイヤの振り替え輸送や乗車規制を行うべきだ。
 電車の座席は車両によって異なるが、20m(JRや東急、東武、京王、小田急、西武がそれ)だったら大体7人掛け座席と3人掛け座席である。だが7人掛け座席を6人掛けにする傲慢乗車が目立っていた。
 これがトラブルになる要因だ。ではどうすればいいのか。積極的な振り替え輸送や、オフピーク運動を推進することが大切なのだ。それなくして改善は夢のまた夢である。