2014年5月11日日曜日

カルトは人を狂わせる

 駅の街頭で、背広姿の男性たちが立っているが、JWという看板を掲げているなどしたら、まず近づかない方がいい。
 彼らの正体は反社会団体で悪名高いエホバの証人なのである。この彼らは1992年4月22日に、妻を洗脳されて家族観が不和で悩まされていた男が王国会館の入り口にガソリンを撒いて放火し、逃げ遅れた14人が死亡、26人が負傷した事件があった。その他にも医療上どうしても必要な輸血を父親が不当に拒否し子供が殺された「川崎児童輸血拒否事件」(被害者の聖マリアンナ医科病院はその後宗教上の理由での輸血拒否は受け入れないと決定した)も許せない。
 そもそも宗教というのは人を搾取するものではない、人を優しくもし幸せにするものであり政治に介入するのは以ての外なのである。そういう意味でエホバの証人についてはそこで布教活動をしていたら厳しく注意したほうがいい。それが彼らに対する愛情なのだからだ。ただ、暴力はいけない。理性を持って厳しく注意するだけでいい。
 だが今回幸福の科学と称するカルトを厳しく批判しなければならないのはフランスでこんな恥ずかしいことをしでかしたからだ。


●Chosun Online 朝鮮日報
慰安婦:「日本から圧力あった」 仏漫画祭組織委員長
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/03/2014020300514.html
記事入力 : 2014/02/03 08:42

「慰安婦企画展は隠されてきた歴史を知らせるもの」

 フランスのアングレーム国際漫画祭の組織委員会は、旧日本軍従軍慰安婦の実状を明らかにした韓国の展示会は許可したが、「慰安婦の強制動員はなかった」と主張する日本側の展示ブースは強制的に撤去した。
  同国際漫画祭のフランク・ボンドゥ組織委員長は先月30日、記者会見で「韓国の慰安婦の企画展は、これまで隠されてきた歴史を知らせるもの。これを政治的な問題とは言えない」と述べた。だが、その一方で「日本の展示は歴史を歪曲(わいきょく)したものであり、政治的だ」と不許可の理由を明らかにし た。「慰安婦動員に強制性はなかった」という日本側の主張を一蹴(いっしゅう)したものだ。ボンドゥ委員長はまた「慰安婦は政治的問題ではなく、戦時の女 性に対する暴力。私たちは戦争に対し批判的な見解を持っており、今回の展示は過去の過ちを反省する機会になるだろう」とも語った。
 ボン ドゥ委員長は慰安婦企画展について、「日本から韓国の慰安婦企画展を撤去せよという圧力があったのか」という質問に、「あった。しかし、慰安婦の漫画は平和のためのものなので、私たちは韓国と同じ声を上げることにした」と答え、日本側の執拗(しつよう)な妨害工作があったことを認めた。
アングレーム(フランス)=李性勲(イ・ソンフン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



●Joongang Ilbo 中央日報
【取材日記】フランスで明らかになった日本の極右勢力の素顔
http://japanese.joins.com/article/390/181390.html
2014年02月05日10時36分

 2日、フランスの小都市アングレーム。日本軍慰安婦の実状を知らせる韓国漫画展が成功裏に終わった。太平洋戦争当時の日帝の蛮行を告発した漫画はフランス、英国、スペインなど欧州の観覧客1万6000人に共感を超え公憤を呼び起こした。一方では慰安婦の存在自体を否定する日本の極右主義者の“素顔”が国際社会に赤裸々に現れた契機になった。
 日本側は組織的に展示会を妨害した。「慰安婦はねつ造された歴史」というブースを設置し組織委員会によって強制撤去された。組織委員会にこの情報を提供したのはフランス人記者だった。
 親日・嫌韓発言を行ってきた(極右)米国人トニー・マラーノが自身のサイトに掲載した10分の動画には当時の状況が詳細に撮影されている。マラーノは米グレンデール市の慰安婦少女像を侮辱し少女像撤去の請願をした前歴がある。動画を見ればアングレーム漫画祭のアジア総括であるニコラ・フィネが垂れ幕をはがしパンフ レットを押収する場面が出てくる。その後日本側は空のブースで記者会見を強行した。双方の間で罵声が飛び交うなど小競り合いが起きた。「あなたはもしや韓 国政府が呼んだ人ではないのか」と日本人たちが問い詰めると主宰側責任者のフィネはあきれたように首を横に振り警察を呼んだ。
 日本側の展示会妨害は行事期間中ずっと続いた。彼らはブースを撤去したフィネを「日本漫画の敵」「テロ容疑者」と規定した。フィネの身元を暴く内容の動画 をユーチューブに流布した。4コマ漫画ではフィネを鋭い牙の悪魔のように描き、「黙れ、私が法だ」と日本人に罵声を浴びせる人物と描写した。「フランスが公権力を動員して日本のブースを破壊し韓国によく見られようとする」「日本の記者会見は妨げ韓国の記者会見だけ許した者」という字幕を付けたりもした。
 このような非常識な行動と対照的に韓国組織委員会側は静かに対応した。日本の行動を非難しようとしていた記者会見も取り消した。日本の極右関係者を刺激してほしくないというアングレーム組織委員会の要請に従ったものだった。
 韓国漫画映像振興院のイ・ヒジェ理事長は「日本は政府とメディア、極右団体が手を組んで圧力を加えるのに没頭したのに対し、ひたすら展示だけで勝負をかけ ようというわれわれの戦略がもっとうまく通じたようだ」と話した。ルモンドは慰安婦問題をめぐる対立が続く理由として最近のNHK新会長の妄言を例に挙げた。リベラシオンなども慰安婦問題を詳しく紹介した。韓国展示会を妨害しようとしていた日本の意図とは違い現地の雰囲気は冷たく背を向けた。買ってまで恥をかくという言葉はまさにこうしたものではないかと思う。
イ・ユジョン社会部門記者

 しかもこの漫画を作成した連中のバックに幸福の科学がかかわっているのだからおぞましい。
 幸福の科学は佐高信に完膚無きまでに論破されて誹謗中傷しまくっているようだが、旧時代の文化人に負けているようではもうおしまいだ。問題はそうした旧時代搾取団体をさも新しいかのように勘違いする人たちがいる事だ。
 そもそも日本の本屋はよどんでいる。韓国や中国へのヘイトを書き散らしたクズ本が店頭を独占している。これが他の国ならとてもではないが著者達は袋叩きにされているではないか。本当に恥ずかしいし本当に情けなくなる。これで何が「Are You Happy?」か。チャンチャラおかしい。
 そして激しく突っ込んで言うなら、ネトウヨと言われる人種差別主義者も、幸福の科学やエホバの証人と同じカルトなのである。社会とのトラブルを起こすという意味ではエホバの証人や幸福の科学、統一協会や創価学会、オウム真理教と瓜二つだし親族間のトラブルでも深刻だ。それでいいのだろうか。