2015年9月18日金曜日

「聲の形」からワクチンを考える

 聲の形が終わりを迎えた後に、一ついいことを教えたい。

 実はヒロインの西宮硝子の障がいである先天性難聴は、ある程度回復することができる。すなわち、先天性風疹症候群による難聴なので、ある程度ではあるが人工内耳が開発されているため効果があるそうだ。だが、この症候群は脳性まひにてんかん、白内障など、ありとあらゆる困難をもたらす。
 この風疹だが、ワクチン接種で対応できるというが副作用もあり何とも言えないのだ。

 では、私は何を言いたいのか。
 最近、ワクチン接種でこんな問題が出てきた。


【社会】

子宮頸がんワクチン 副作用で脳の炎症も



 子宮頸(けい)がんワクチンを接種した少女らが副作用を訴えている問題で、日本線維筋痛症(せんいきんつうしょう)学会(西岡久寿樹(くすき)理事長)は13日、ワクチン成分によって脳の炎症や免疫異常が起きている可能性が高いと発表した。厚生労働省はワクチンとの因果関係を否定しているが、学会 は、一連の症状をワクチンが引き起こす「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群」(HANS)ととらえるよう提唱した。 (柏崎智子)
 厚労省が公開している2500人の副作用報告を分析した結果、厚労省が重篤と認定した176人の約六倍にあたる1112人を重篤と指摘。「接種者全員の追跡調査を行い、実態を明らかにするべきだ」と訴えた。
 子宮頸がんワクチンでは、全身の痛みや失神、けいれん、月経不順、記憶障害などさまざまな症状の訴えがある。これらの症状は複数が一時期に出たり、時間を置いて違う症状に変化したりする。
 西岡理事長は子宮頸がんワクチン接種後、症状の出た少女を診察したのをきっかけに、調査チームを学会と立ち上げた。チームは副作用を訴える44人の患者を診察。症状や脳の血流の状態から、中枢神経や免疫システムに異常が起きている可能性が高いと判断した。個別に見ると病態をつかみにくい多彩な症状をまとめてHANSとし、診断基準も作成した。
 長野市内で記者会見した西岡理事長は「接種者全員の追跡調査を行わなければ、原因は究明できない。少女らの症状が、厚労省の言うような『心身の反応』だとしては、国のワクチン行政が信用されなくなる」と訴えた。
 子宮頸がんワクチンをめぐっては、厚労省は昨年5月、症状との因果関係を調べる専門部会を設置。今年三月までに二千を超える副作用報告が集まったが、針を刺した痛みなどが引き金となった心身の反応だとし、ワクチンは原因ではないと結論付けていた。
 <日本線維筋痛症学会> 全身や体の一部が慢性的に激しく痛み、こわばりや疲労感、記憶障害など多様な症状を伴う「線維筋痛症」について、臨床や 基礎研究の発展を目指す。2007年に線維筋痛症研究会として発足し、リウマチ科や整形外科、心療内科など幅広い医師らが所属する。


 この二つのワクチンは米・メルク社の「ガーダシル」、英グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」で、日本ではグラクソの商品が主に使われている。
 聲の形をタブーというのなら、ぜひこのことについて背景に何があるのかを突き止め漫画化したり取り上げるべき仕事をすることが愛国というものなのに、週刊現代は朝日新聞のちょっとしたミスを大げさに騒ぎ立てるのだから困ったものである。講談社の誠意を厳しく問いたい。
 ちなみに私は薬害を起こして反省もせず、被害者に賠償をしていない企業に対しては消費者の当然の権利の一環としてボイコットをしている。アストラゼネカ、ノヴァルティス、第一三共とグラクソ・スミスクライン、今後はメルク(MSD)もボイコット対象にする。