今年の一文字をもし一言でいうとすれば、私は「滅」としておきたい。
この滅というのはいろいろな意味がある、日本の民主主義を破滅させようと画策する財界と安倍一味によって日本が滅亡の危機にあるという意味を込めた。
昨年の衆議院議員選挙で示された沖縄県の民意を不当に踏みにじり、名護市辺野古に違法建築物を建てようとするこの国の異常な状況は、ネットによって暴かれ、もはや日本という国は世界中から深刻な懸念を持たれている。
そして批判者への弾圧行為。さらにメディアと安倍一味のすさまじいまでの癒着。さらに人権でもすさまじいまでの破滅をあおるような有様。
こんなものだから、大人から子供までもがモラルを失うのも当然である。スペインを見よ、こんな反発が起きて当然だ。
カタルーニャ独立の住民投票は違憲、スペイン憲法裁
2015年02月26日 12:57 発信地:マドリード/スペイン
【2月26日 AFP】
スペインの憲法裁判所は25日、北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州が昨年11月に実施した独立の是非を問う非公式の住民投票について、全員一致で違憲の判決を下した。
憲法裁は、カタルーニャ自治州議会で昨年9月に可決された同自治州での住民投票の実施を可能にする法令について、主権に関する住民投票を実施する権利は中央政府にのみあるため違憲と判断した。
憲法裁は既に昨年9月29日の時点で、住民投票の実施に強く反対する中央政府の訴えを受けて、カタルーニャ自治州の法令施行に差し止めを命じてい た。これに対し同自治州政府は、たとえ合法でなくともカタルーニャの住民に意見を表明する機会を与えられるとして、11月9日に非公式の住民投票を実施。 有権者630万人のうち約230万人が投票し、賛成票が約8割に達したと発表していた。(c)AFP
スペインの憲法裁判所は25日、北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州が昨年11月に実施した独立の是非を問う非公式の住民投票について、全員一致で違憲の判決を下した。
憲法裁は、カタルーニャ自治州議会で昨年9月に可決された同自治州での住民投票の実施を可能にする法令について、主権に関する住民投票を実施する権利は中央政府にのみあるため違憲と判断した。
憲法裁は既に昨年9月29日の時点で、住民投票の実施に強く反対する中央政府の訴えを受けて、カタルーニャ自治州の法令施行に差し止めを命じてい た。これに対し同自治州政府は、たとえ合法でなくともカタルーニャの住民に意見を表明する機会を与えられるとして、11月9日に非公式の住民投票を実施。 有権者630万人のうち約230万人が投票し、賛成票が約8割に達したと発表していた。(c)AFP
はっきり言ってやろう、この「判決」こそ国際法違反であり無効である。
理由は、民族自治という原則に明らかにスペインが違反しているからだ。しかも、「自治州政府」にマドリード政権が違法な圧力をかけて、住民投票を中止させる権力犯罪を犯した段階でもう論外なのだ。
カタルーニャ共和国(拙ブログではこう表記します)はスペインから自立した場合、スペインの財政に大きな打撃がある。そこでマドリード政権は独立していたカタルーニャを侵略した。しかも、極右で悪名高いフランコによって違法な弾圧が行われた。指導者のリュイス・クンパニィスは1940年に虐殺された。こんな事実を踏まえれば、スペインであっても侵略は立派な犯罪であり、カタルーニャの独立を潔く受け入れるべきなのは明快だ。逃げてはならない。
平和的で優しく、正しい滅が、この国にあるべきなのだ。そもそも、国という概念で私たちは人を見ていいのだろうか。
来年は、今年私が求めたように「公」の一念であってほしいと思う。
日本国憲法、税制民主主義、そして機会平等。これらは民主主義の基本なのだ。