2018年4月18日水曜日

日本相撲協会よりもプロ相撲を立ち上げよ

大相撲がつまらない

 曙が相撲をやめた。

 小錦といい、それはけっして偶然ではない。

 相撲が発展するには、いまよりもっと国際的に開放せざるをえない。
 にもかかわらず。
 母国語に英語をもつ小錦や曙に逃げられた協会側に、その不自由さに気づく人は果たしているのだろうか。
 いるにせよ少数の傍流でしかないのだろう。
 口にするのもはばかられる。
 辞めたいのなら勝手に辞めろ。
 そんなところだろう。

 かわいがる、という欺名のもとに堂々と行われているいじめ。
 その陰湿さは他の国にはみられない日本独特のものである。

 年寄株。
 なぜあのような不確実が高価で売買されるのだろう。
 それすらも疑わない。
 それがいままで行われてきたという事実のみにあぐらをかいているにすぎない。
 そこにあるものは既得権の死守でしかなく、老弊である。

 20歳代で引退。
 なんたる老け込み具合であるか。
 そんな年寄じみた溌剌のない社会が魅力をもつとは到底考えられない。
 すたれることはもはや自明の理となった。

 30、40歳で現役。
 そういう力士をつくらなくてはならないのに。

 場所数、地方巡業が多すぎて力士への過大な負担になっているのである。
 関取ではない。
 力士がへとへとなのである。

 高見盛関が人気である。
 これすらも年配、子供に人気があるにすぎない。
 かれらと同輩の諸君は、妙な気合のいれかたをする相撲取り程度にしかかれをみていない。

 北の湖さんは賢明なかたである。
 危機感もひしひしと感じていらっしゃるであろう。

 協会に拘束しなくても、曙、小錦の協力はえられよう。
 柔軟に、斬新に、変っていかなくて、未来の大相撲はない。

 それにしても大相撲経験者のみで構成される協会というのも妙である。
 ふんどし組ばかりで、背広組がいない。
 興行である以上この方式で差し支えなかったのだろう。
 いままでは。
 だが、このままだと相撲協会は協会自体で変ることは永遠にできない。
 別の大相撲団体がつくられるまでは。

 閉ざされた社会とはそういう問題を胚胎しているのである。
 いつも。
 つねに。(1.21.04) 岩井不巡スポーツコラムより引用
http://www003.upp.so-net.ne.jp/fujun/fujun_sports.archives04/fujun_sports.1.21.04.html

 相撲がどんどんつまらなくなっている。
 自称横綱がやりたい放題、また地域密着で優秀だった春日山部屋が日本相撲協会の暗躍で潰され、川崎市民の激怒を買ったことは言うまでもない。
 そこで、私はTBSと吉本興業が企画し、2011年から12年まで行われた『USC~史上最大ガチ相撲トーナメント』の復活を提唱したい。ただし、トーナメント戦ではなく総当たり戦にするのだが、やり方を若干工夫する必要がある。
 例えば対戦相手の選出。これについては全てコンピュータによる無作為の抽選にして、八百長を防ぐ。対戦相手への接触はスマホやコンピュータ、第三者を通じても一切認めないようにすればいい。また、予選会を開いて世界にも門戸を開くべきだ。よって開催は年4回に抑えていい。
 日本相撲協会の腐敗は春日山部屋の不当排除に加えて、インチキ横綱を作り上げたことでも明らかだ。もう、こんな日本相撲協会に期待する必要はない。突き放すべき時期に来たと言わざるをえない。
 また、優勝カップなどの管理は一般社団法人をTBS、吉本興業が共同で川崎市に立ち上げ、障がい当事者の雇用などを通じて社会貢献を行うべきだ。理事長は正統春日山親方(40)=元幕内浜錦、本名高浜竜郎氏に就任していただく。そして、日本相撲協会に不当に追い出された力士たちに上記の条件を受け入れる事と引き換えにUSCへの参加を打診すればいい。小錦八十吉氏には副理事長に就任していただくが、外部から副理事長や常務理事を招くことも必要になる。曙太郎氏、安田忠夫氏に関しては顧問でいいのかもしれない。
 今の日本相撲協会はもはや『日本スーダラ節協会』としか思えない。無責任極まりない組織で、話にならない。