社会的自立に向け、いよいよ本格的に動き出すことにした。
もう、何もかも失ったことが改めて分かった以上、自分の中で再構築を欲する決心が固まったと言ってもいい。
今のままでは甘えだけの世界になってしまう。
自分に甘えてはいけない。
「死ぬ気で何とかする」しかもはや選択肢はないと言ってもいい。
そのための大きな決断は8月から9月にかけて下した。
私が抱えるコミュニケーションの問題については、あるカウンセラーとの出会いで改善に向けたきっかけはつかみ始めている。
だが、本当の問題点が解決できていない。
アスペルガー症候群によるいじめによる、不安障害の可能性だ。その他にも問題点はたくさんある。
そのすべてを片っ端から解決していかないと社会的自立にはならない。
本当の意味で私も辛く、厳しい決断を下した以上、次は所属元に対しても厳しさを打ち出すことにした。
サイバースペースでの活動の見直し、正規雇用への方向転換、一つ一つが人生の決断では重大なものである。立ち止まるわけにはいかない。
正直に言って、10年後の私がどうなっているのかが不安で仕方がない。ならばここで非情になるしかない。所属元についてはかなり厳しい決断を下した。ランチ会やイベント参加については8月から全面的に断ってきた。これは主治医と相談のうえで下したことだが孤立も意味するある意味厳しい決断だった。
一つ一つが、確実な狙いを持って動かないとならない。この決断は今まで先延ばししてきたことを行うという意味で、付けを払うことになることを意味する。
社会的自立がそもそもできなければ結婚とても厳しいのだということだ。
これから、私はさらにシビアになると決めた。そういう覚悟が今まで私にはなかったということなのだろう。犠牲にすべきものはすでに決めた。後は覚悟して突き進むしかない。
涙はもう、とっくに過去に捨ててきたのだと今は言える。