来春2チームでスタートする「北海道ベースボールリーグ」の設立会見が25日に札幌大学で行われた。運営団体は富良野市に拠点を置く北海道ベースボールアカデミー。来年は富良野市と美唄市にチームをつくり、年間70試合を行う。10年後には北海道内6地域8球団に増やす計画だ。
ニュース/コラム2019.05.03
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来春2チームでスタートする「北海道ベースボールリーグ」の設立会見が25日に札幌大学で行われた。運営団体は富良野市に拠点を置く北海道ベースボールアカデミー。来年は富良野市と美唄市にチームをつくり、年間70試合を行う。10年後には北海道内6地域8球団に増やす計画だ。
既存の独立リーグとは全く異なる発想から生まれた。「スポーツビジネスではなく、目的は人づくり。選手のニーズと地域のニーズをマッチングしたリーグです」と出合祐太代表は説明した。
野球を追求したい選手と人出不足に悩む地元企業や農家を結びつける。選手は午前中に農家やホテルで働き、午後は野球の練習や試合を行う。3食付全寮制で家賃光熱費、遠征費などの負担はなく、ユニホームやバットなども無料で提供される。
ただし、選手が受け取る食事代などは現金ではなく、地域通貨。「店に行くことで地元の人と顔を合わせて生活してもらう。現金を持つと、通販で買ってしまうので。地域通貨を使える場所を増やして、将来的には野球教室の支払いなどいろいろなところに広げたい」と出合代表は構想を語る。
選手が働いたお金とリーグが集めるスポンサー収入を運営資金に充てる。平日週4回、年間70試合のリーグ戦のほか、地域交流活動やネットテレビ事業、野球教室、地域の人材不足解消、地域通貨の発行、道内外の野球普及振興事業、日本語教室開設などの事業を計画している。シーズンは5~9月だが、冬場は農家の人出が足りない九州の地域に行き、現地で仕事と野球を続ける準備も進んでいる。
選手の育成方針もユニークだ。チームに監督は置かず、様々な専門分野の講師を全国各地から招く。「いろんな方のノウハウを自分たちで学び、自分の色をつくってほしい」という出合代表の思いがある。チームの勝利よりも選手個人の成長に重きを置き、投手は30試合、打者は400打席と数字を決めて平等にチャンスを与える。定期的に他リーグのプロのスカウト招聘も予定。選手は1チーム16~20人を予定しており、今秋セレクションを行う。
富良野市で今年3年目を迎える北海道ベースボールアカデミーには現在2人のフランス人を含む選手14人が在籍し、働きながら野球をしている。6月からはスリランカとドイツからも選手が加わる。来季に向けて「インドなどに直接行って、セレクションを行うことも考えている」と国際色も豊かなリーグになりそうだ。
この日の設立会見には、漫才コンビ「ますだおかだ」の増田英彦も応援に駆けつけた。昨夏、TV番組のロケで同アカデミーを訪れて以来、交流してきた。「大好きな北海道と野球が一緒になるリーグ。一人でもプロ野球選手が出てほしい」とエールを送った。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
面白い提案に賛成したい。
ならば、私はこの計画を更に広げるべきだと考える。日本ハム・東北楽天・金権読売ジイサンズ・金権DeNAペイスターズで戦力外にされた選手を社員登用すると引き換えに本人の希望を尊重して独立リーグへ移籍提案するのもこのアイデアに含めたい。
その上で、下記の場所で拡大していいのではないかと思う。
東日本独立リーグ
北海道ディビジョン 稚内・釧路・根室・帯広・旭川・札幌・千歳・夕張・室蘭・小樽・富良野・函館
東北ディビジョン 青森・八戸・弘前・秋田・秋田南・いわき・福島・酒田・山形・石巻・仙台・盛岡・北上
選手は午前中に農家やホテルで働き、午後は野球の練習や試合を行うアイデアには以下のアイデアを追加する。
イオン北海道、マックスバリュ東北、アークス、コープさっぽろ、日本ハムグループで午前中働いてもらい、午後は野球活動というのはどうだろうか。また、ラブホテルを買収して選手寮にしてしまえばいいのではないか。
逆に懸念としては地域通貨が仮想通貨にまで拡大しかねないことだ。