2013年8月1日より、日々格闘記はGoogleという新たな世界に打って出ます。なお、熊本大震災・東日本大震災・鳥取大震災の被災者の方々にお見舞いの言葉を、亡くなられた方々には冥福を祈ります。拙ブログは社会的マイノリティとともに歩むブログです。よってレイシズム(極右・極左)及び優生学及びエコテロリズムなどの反人道的な行為や思想を許しません。
2013年10月19日土曜日
地方百貨店を考える 青森・みなみの場合
今回は昔あった百貨店・みなみ百貨店を取り上げる。
この百貨店は三越と提携していたそうだが、元々の流れは食品・衣料チェーン店である亀屋みなみチェーンである。そして、この企業は自己破産しており、大半はイオングループのマックスバリュ東北に買収されている。
1951年 10月 南勘二氏が家業から独立してみなみ洋品店を創業。
1962年 3月 株式会社亀屋を設立。
1982年 11月 有限会社八戸亀屋と株式会社亀屋みなみを合併、株式会社亀屋みなみチェーンに商号変更。
1986年 株式会社サークルケイ・ノースジャパン設立(現在はサークルKサンクス子会社)。
1988年 みなみ百貨店閉店。
1990年 4月26日、ジョイフルシティみなみ(東バイパス店)開店。
1997年 株式会社東北経済開発機構設立。
2000年 6月23日、ジョイフルシティみなみ西バイパス店開店
2001年 10月22日、青森地裁に民事再生法の適用を申請。
2001年 11月、再生手続開始決定、協同組合セルコチェーンが支援表明(主導権はエコスが率いていた城西セルコ)。
2001年 12月11日、再生手続廃止決定。
2002年 1月10日、破産宣告。
この企業に限らず、ダメになる企業はほぼワンマンが蔓延る。
しかも、経営者による私物化が巧妙に正当化され、おかしいと指摘したらオウム真理教でいう『ポア』が待ち受ける。亀屋みなみチェーンはワンマンによるかつ ての成功に溺れ、時代の変化に対応できなかった。ちなみに大型店にはマックスバリュは目もくれなかった。買収したのは食品ストア部門だけだった。
しかも、運転資金にと積み立てていた退職金までに手を出した結果、法廷でトラブルになった。2000年の段階でスポンサーをつけた上で会社更生法を申請し ていたら、まだしも結果は最悪にはならなかった。また、エコスは会社の再生のノウハウがない。現に失敗したのが静岡の松菱商事(松菱マート、シーズンセレ クト)で、結局マックスバリュ東海(旧ヤオハンジャパン)に買収された。マスダ、やまうちも合併するしかやりようがない実態である。恐らく、エコスによる 買収だと亀屋みなみチェーンは失敗していた可能性がある。
では、どうすればよかったのか。私は会社更生法を使いやすくする事と、ワンマン経営者の追放を指摘したい。