2013年10月8日火曜日

現実を知らないで経済を語るな 古川元久

消費増税法案を決定
2012年 03月 28日 19:37 JST ロイター 

 野田佳彦首相と民主党の輿石東幹事長らは28 日夕、政府・民主三役会議を官邸で開き、経済成長率を努力目標として盛り込むなど修正した消費税増税関連法案を月内に閣議決定する方針を確認した。30日 の決定、国会提出を目指す。民主党は国民新党に法案を説明、協力を要請。亀井静香代表は連立政権離脱も辞さない構えで増税法案に反対しており、調整は難航 必至だ。野田首相は三役会議で「一歩ずつ前に進んでいきたい」と述べた。

 今回、あの悪税・消費税が強引に閣議決定される見込みになったが私たちはあきらめてはいけない。
 なぜなら、こんな悲劇を生み出すことになってしまうからだ。

大阪二児遺棄殺人の被告を面接した人物 「真面目さを尊敬」
2012.03.27 16:00


 大阪市内のマンションで我が子を虐待死させたA被告(20代前半)は最終意見陳述で、涙を流した。
 
「もう一度2人を抱きしめたい。こんなひどい母親ですが、私はこれからも2人の母親でいます。一生2人を背負って、罪を償って生きていきます」
 
  弁護側は、当時のAが離婚間もなく、特殊な心理状態にあって殺意はなく「保護責任者遺棄致死罪に留まる」と主張した。だが、3月16日に下された判決は懲 役30年。Aの殺意が全面的に認められた形だ。ネグレクト(育児放棄)として前歴なき量刑を負うことになったAの背後に横たわる「社会の闇」を杉山春氏 (ノンフィクションライター)がルポルタージュする。
 * * *
 名古屋でキャバクラ嬢として勤めながらの子育ては大変だったという。子どもたちは次々に熱を出し、医者には「お母さんと離れたくないイヤイヤ病ではないか」と言われた。仕事を休めば収入が下がる。
 
 2009年10月にAさんは新型インフルエンザに罹患する。幼い子どもが命を落とすというニュースが流れていた。元夫と実父にそれぞれ子どもを預かって欲しいと助けを求めたが、どちらからも仕事があると断わられた。
 
 同じ頃、第二子のCちゃんの1歳の誕生日を祝いたいと元夫を動物園に誘ったが、これも断わられる。しかも、当日は誰からもお祝いのメールや電話がなかった。
 
「私やB(長女)やCのことは、なかったことにしたいのかなと思いました」
 
 それまで子育てを頑張って来たAさんが新しく恋人を作るのは、それから約1週間後だ。月末には職場を変わった。借金が返せなくなり、子どもを見てくれた友人とも疎遠になる。Aさんの中で何かが壊れた。
 
 2010年1月18日、Aさんは2歳8か月になったBちゃんの手を引き、1歳3か月のCちゃんをベビーカーに乗せて、大きな荷物を持って、大阪ミナミの老舗風俗店に面接に行った。Bちゃんは笑顔でAさんに甘え、Cちゃんはぷくぷく太っていた。
 
 対応した同店主任のMは「子どもたちのために学資保険に入りたい」と応募動機を語るAさんを「まじめな人だと尊敬した」と事件後供述している。
 
 Mは店から徒歩10分ほどのところにある単身者向けマンションを寮として提供し、子どもたちのために託児所を探した。
 
 Mはこの日、Aさんとセックスをした。待遇を決め、生活全般を管理する彼をAさんは拒否できない。それに中学時代に性暴力を体験しており、男性の性的な働きかけを断わりにくい。レイプされる恐怖より、無抵抗を選んでしまう。
 
 そのまま、新人女性として仕事に入った。同店は、全身を重ねあわせて客を愛撫するマットプレーを売り物にしていた。風俗のなかでもハードな職場だ。
 
 深夜12時に仕事が終わり、託児所まで迎えにいった。
 
 Bちゃんが泣きながら駆け寄ってくる。泣いている子を放置している職員の働き方が腑に落ちない。二度と子どもたちを預けなかった。
 
 仕事中、レイプされたこともあったようだ。若い女性が次々参入し、風俗嬢同士の競争は厳しい。仕事そのものが激しいストレスだ。
 
 3月に入って、客としてきたホストと恋仲になった。マンションに戻らない時間が長くなる。
 
「家に帰ると、桜子と楓がいるのが嫌だった。BとCが嫌いなのではなくて、(二人の周囲に)誰もいない。その時の状況全てが嫌だった」
 
 AさんはBちゃんに自分を重ねていた。Bちゃんは、幼い時、母に置いていかれた自分自身だ。自分の姿を直視できない。
 
 弁護士が聞く。
「6月9日に2食分を残して部屋を出ましたね」
「戻らないつもりは全然ありませんでした」
「一般的には、食事と水がないと死んでしまうことはわかりますね」
 泣きながらうなずく。
「それが50日間続きますが、頭に浮かびませんでしたか」
「考えないようにしていました」
「今思うと、どんな感じですか」
「考えが浮かばないわけではないので、上から塗りつぶすような感じでした」
「子どもたちがいなくなって欲しいという考えは?」
「ありません」
 Aさんの罪とは何か。それは自分に向けられたあらゆる攻撃や暴力、拒否に反撃せず、逃げ続けたことだ。感覚を塗りつぶし、全てを受け入れた。
 今、SOSのサインを出せない母親は、Aさんだけではない。
※週刊ポスト2012年4月6日号

 この事件を読んでから、よく考えて欲しい。
  消費税はかえって第二第三のAを生み出すのである。Aの犯した罪は絶対に許すことはできない。私は元夫や義母と違い、死刑や無期懲役には反対するが絶対的 終身懲役刑には賛成する。それでも、彼女の受けた被害は被害であって、再発を阻止する必要があることは言うまでもない。精神論の問題ではない。
 その上で、こんなお間抜けな発言をしでかした人間がいる。

「経済状況の好転」、デフレ脱却が前提ではない=古川経済財政相
2011年 12月 22日 17:41 JST

[東京 22日 ロイター] 古川元久経済財政担当相は22日の閣議後の会見で、社会保障・税一体改革で消費税率引き上げの条件としている「経済状況の好転」について、「デフレ脱却が前提になっているわけではない」との認識を示した。
  古川担当相は、デフレ脱却と一体改革の関連について「デフレだけでなく、経済状況を総合的に勘案する」と語った。その上で「デフレ脱却に取り組むという政 府の姿勢は一貫している」とし、「日銀と一体となって、デフレ脱却に向け、速やかに安定的な物価上昇を実現することを目指して取り組んでいくことが政府の 姿勢」と強調した。
 また、閣議で了解された2012年度の政府経済見通しが、欧州危機を受けて動揺している市場の安定などを前提としていること について「海外経済の動向について、下振れリスクが高いことは十分に承知している」とし、「不測の事態が起これば、柔軟に政策対応することは当然だ」と 語った。
 (ロイターニュース 伊藤純夫;編集 山川薫)

 この古川はパチンコ業界から政治資金を受けるなどきわめて不適切なことをしている。
  それだけでもかなり厳しい評価なのだが、「マイナンバー」なる国民総背番号制の導入強行を画策するなど国の個人への抑圧を強める姿勢を強めている。こんな 男を見逃していいのだろうか。そして私が不可解に思うのはこんな男をあの佐高信が「抵抗人名録」なる週刊金曜日のコラムで持ち上げていることである。これ ではあの吉本隆明と同じファンブルをしているとしか思えない。
 古川には今すぐ辞職を求めたい。無論、ただやめるのではなく、役立たずの野田自称首相、ハシゲ、前原、仙谷、ポルポト石原ら極右どもを巻き込んでもらいたい。それが国民の声である。
 
2012.3.28 21:34