今回の地方百貨店を考えるシリーズは中三という、東北の名門百貨店を取り上げる。
1896年 - 青森県五所川原市で創業。
1935年 - 合資会社中三呉服店となる。
1950年 - 株式会社化。
1954年 - 株式会社中三となる。
1962年 - 弘前店開店。
1964年 - 五所川原店が百貨店になる。
1972年 - 秋田市への進出を断念。
1974年 - 青森店開店。
1981年 - 盛岡店開店（旧川徳デパートの跡地に初めて青森県以外に出店、その後増床。川徳デパートは移転し、現在も営業中）。
1986年 - 青森店改装、地下2階の食品フロアが完成。
1995年 - 弘前店大幅改装・増床。
1997年 - 秋田店開店（イオン秋田ショッピングセンターとしてジャスコ御所野店と一体化している）。
2006年1月22日 - 五所川原店閉店（1896年の創業以来から親しまれてきたが、近年の競争の激化による6期連続赤字という業績不振店であったことや建物の老朽化のため110年の歴史に幕を下ろした）。
2008年10月20日 - 秋田店閉店。
2009年7月 - イオングループとの提携を解消。株式を1円で引き取る｡
2009年9月 - ホームページ移転（www.nakasan.co.jp/→www.nakasan-dept.com/）。
2011年3月14日 - 盛岡店でガス爆発事故が発生、死者1人を出す。
2011年3月30日 - 民事再生法の適用を青森地裁に申請し受理される。負債総額：約122億5千万円。
2011年4月9日 - 青森店・弘前店が11日ぶりに営業を再開。
2011年4月14日 - 青森地裁より民事再生手続き開始決定を受ける。
2011年7月29日 - 再建スポンサーをフェニックス・キャピタルと決定し、スポンサー契約を締結。
ちなみに中三は三越と提携しており､商品の供給を受けている｡
