2014年7月29日(火) 21時39分 RBB Today
28日放送の「モーニングバード!」(テレビ朝日系)で、アスペルガー症候群について誤解を招く表現があったと番組内で謝罪があった。
同番組では、長崎県佐世保市の高校1年生・Aさんが殺害され、クラスメートの女子生徒が殺人容疑で逮捕された事件を取り上げた。
犯罪学を専門とする中央大学法学部名誉教授・藤本哲也氏は、容疑者女子がアスペルガー症候群である可能性を示唆。「殺しても悪いと思っていない、被害者 の痛みが全然わからない、特別なコミュニケーション障害を持った子供がいるんですね」と訴えた。コメンテーターを務めるジャーナリストの青木理氏は、「アスペルガー障害だからといって犯罪を犯すわけではなくて、むしろ天才型の人もいるんですよ」と念押ししたうえで、「アスペルガー症候群の子供がいきなり犯罪を犯すというのは、最近 まぁまぁ見られることではある」と藤本氏の意見に同意を示した。
これらの発言が問題とされたのか、番組後半、小松靖アナが、「アスペルガー障害が犯罪を引き起こす原因になりうると取られかねない誤解を与える発言がありました。ここで改めてお詫びをいたします」と頭を下げた。
同番組では、長崎県佐世保市の高校1年生・Aさんが殺害され、クラスメートの女子生徒が殺人容疑で逮捕された事件を取り上げた。
犯罪学を専門とする中央大学法学部名誉教授・藤本哲也氏は、容疑者女子がアスペルガー症候群である可能性を示唆。「殺しても悪いと思っていない、被害者 の痛みが全然わからない、特別なコミュニケーション障害を持った子供がいるんですね」と訴えた。コメンテーターを務めるジャーナリストの青木理氏は、「アスペルガー障害だからといって犯罪を犯すわけではなくて、むしろ天才型の人もいるんですよ」と念押ししたうえで、「アスペルガー症候群の子供がいきなり犯罪を犯すというのは、最近 まぁまぁ見られることではある」と藤本氏の意見に同意を示した。
これらの発言が問題とされたのか、番組後半、小松靖アナが、「アスペルガー障害が犯罪を引き起こす原因になりうると取られかねない誤解を与える発言がありました。ここで改めてお詫びをいたします」と頭を下げた。
《原田》
この酷い暴言を吐いた藤本自称教授もひどいが、それに安易に同調した自称ジャーナリストの青木も悪質である。
この事件はまだ容疑段階なのであり、本人に会ったこともないのに勝手にアスペルガー症候群とぶち曲げるとはいったい何なのか。そもそも、藤本自称教授は法律専門であり医学については全く知らない。この段階でコメントするのには不適当だ。
さらに問題なのは青木だ。この男は自称ジャーナリストの潟永秀一郎にゴマをすって気骨ある評論家である佐高信氏の連載を奪ったが、程度が低いことをこのコメントで自ら告白した。 これでよくもまあジャーナリストと名乗れるとは劣化も甚だしいということである。
私は雑誌のジャーナリズムの劣化を気にしている。そこで、記事の公募を行うなどしてその中で評価の高い記事を書いた市民記者をプロ契約してかわす仕組みを作るべきと指摘してきた。こんなひどい青木のようなトンチンカンを情けないと言わずしてなんというのか。
いや、ここまで私が呆れているのは私自身がアスペルガー症候群当事者以前に人間としての常識の問題だと思わざるを得ない。情けない。