2017年9月2日土曜日

奴隷の論理で絆が生まれるか 日野皓正

 今回の書人両断は緊急批判だ。
 いくらなんでも、やっていいわけがない。

日野皓正、中学生へのビンタは教育…「必要な時もある」
デイリースポーツ 2017.9.1

 世界的なジャズトランペット奏者の日野皓正(74)が1日、仕事先の韓国から帰国して羽田空港で報道陣の取材に応じ、先月20日のコンサート中、中学生をビンタした件について、あくまで教育として行ったとした。
 日野氏は、当該の中学生と「1年前から、深い関わりがあった」と、特別な間柄であったことを説明。当日は、ドラムソロを他の生徒と順番に行うはずが、その生徒が静止を振り切って続けたため、「『他にも待ってるだろ?』と言ってもやめないから、『バカヤロー!やめろ!』と」と手を上げたと話した。
 生徒は反省し、終演後は日野氏の楽屋まで謝罪に来たという。日野氏は「俺とあいつは、父親と息子なわけ。他の生徒には絶対に手を上げない」とした上で、「ヤツの心を立て直してやらなきゃという思いがある。だから、これからもやるよ。ビンタもね、アントニオ猪木の方が数段痛いと思うよ」と、愛情を持った教育の一環であることを強調した。
 さらに「音楽や集団行動っていうのは、和を考えないと。周囲をリスペクトしないと」と持論を展開。結果として、ビンタをしてしまったことについては「行き過ぎたところは分かる。それは謝る」としつつ、「でも、必要な時もあるんだよ。それだけのこと」と一貫して主張は変わらなかった。
 観客の前でビンタしたことで、騒動が大きくなった点には「お客さんの前だろうがどこだろうが、俺はバカヤローと言う。真剣だから。見てる人は分からないから、日野さんひどい、子供がかわいそう、と言うかもしれないけど」と受け流した。今後、生徒がまた同じことをした場合を問われると「手は上げないで、『やっぱりお前は無理だからやめよう』という。音楽は、ハーモニーで会話なんだ。会話ができないヤツは、どいてもらわないといけない」と回答した。
 また、集まった報道陣に対し「あんたたちがこういうことやって、日本の文化をダメにしてるんだよ。だから文化が低迷している」と苦言も展開。「あなたたちは俺をいじめてるけど、本当は彼(中学生)をいじめてるんだよ。俺はお前たちに何を言われようが、真剣に文化と生きてるわけだし、子供たちをどうにかして世界的にしようと思っていろんなことをしている。お前らが騒ぐほど、ヤツは忘れられずに何年も苦しむことになる。それをよく考えて」と語気を強めた。

 おい、思い上がってんじゃねぇよ、日野。
 たしかに中学生のやった行為は悪ふざけも甚だしい。きっちり窘めて当然だろうが、暴力は絶対に容認できねぇよ。
 イギリスならハラスメント罪で厳しく罰されるのが落ちだ。あんたの思い上がった暴言に私は口をあんぐりだ。暴行罪では済まされねぇんだよ、分かってんのか、おい。
 今回敢えて荒い口調であんたを批判するのは、あんたの犯した罪が重大だってことなんだ。わかってんだろうな、あんたの暴力こそ、中学生に忘れられねぇ悪夢を与えているってことなんだよ、ダボ!!
 被害者の中学生の声がないままあんたが言いたい放題するのなら筋が通らねぇってんだ。ちったぁ中学生の言い分をきちんと述べる機会を出してから物はいえよ、この恥知らず!
 あんたの絆って奴隷の論理丸出しだね。そんな論理、本当の絆なんて生まれねぇんだよ。そもそも、絆って言葉を連発するって時点であんたとの絆がないってことをあんた自身が露呈しているようなもんだ。
 情けねぇ坊やとしか思えねぇよ。あんたに通告する。今後あんたの音曲を使うCMがあるんだったら、その企業については容赦なくボイコットさせてもらう。
 そっちのほうがビンタより数段キツいけど、あんたの自己責任ってやつだ。