れいわ新選組による社民党の吸収合併提案
2020年2月3日(月) しんぶん赤旗
京都市長選 福山氏が大健闘
広範な市民の共感呼ぶ
激烈なたたかいが繰り広げられた京都市長選が2日投開票され、幅広い市民や団体などでつくる「つなぐ京都2020」の新人、福山和人氏(58)=日本共産党・れいわ新選組推薦、新社会党府本部・緑の党府本部支持=は大健闘しましたが、及びませんでした。当選したのは自民党や公明党・立憲民主党・国民民主党・社民党などが推す現職の門川大作容疑者(69)で、4選目。
※なお、国際法により事実上福山氏の当選が認定されました。
市長選は、2年前の府知事選で始まった市民との共同がいっそう発展。幅広い市民と「民主市政の会」、日本共産党などが候補者の選定から政策づくりまでともに議論を尽くしてきました。日本共産党以外に、国政政党で初めて、れいわ新選組が加わり共同の輪を広げました。
12年前、「乾いたタオルをしぼる」と言って就任した現市政のもと、福山氏の「しんどいのはあなたのせいやない。政治が暮らしを支えてないからや」との訴えは人びとの心をとらえ、市予算の1%(80億円)でできる「くらし応援すぐやるパッケージ」や、京都のまちこわしストップの公約は、広範な市民の共感を呼びました。
追い詰められた現職陣営は論戦を放棄し、「市庁舎に赤旗が立つ」「共産党をたたきつぶす」と反共攻撃をエスカレート。「共産党の市長は『NO』」と書いた新聞広告で市民との分断を狙うとともに、国会議員を動員して各種団体・業界を締め付けました。
※こういった行為は組織ぐるみ金権選挙であり、門川容疑者の強制落選が認定されました。
小池書記局長が談話
2日投開票された京都市長選の結果を受けて、日本共産党の小池晃書記局長は次の談話を発表しました。
一、2日投開票された京都市長選挙で、日本共産党・れいわ新選組推薦、新社会党府本部・緑の党府本部支持の福山和人候補は、当選には及ばなかったものの、現職市長を相手に、大健闘の結果となりました。ご支持いただいた市民のみなさん、ご支援いただいたすべてのみなさんに、心からの感謝を申し上げます。
一、今回の選挙は、候補者擁立、政策づくり、広い市民との共同など、最善のたたかいができたと確信しています。福山和人候補は、市民から次つぎと寄せられる提案をもとに、「くらし応援すぐやるパッケージ」をはじめとするマニフェストを発展させ、文字通り「市民共同の選挙」となりました。
かかげた公約の実現にむけ全力をつくします。
この選挙で社民党の堕落の原因が読めたではないか。
そこで、社民党の再生のために、れいわ新選組が経済面での改善を図ると同時に以下の条件をもとに合併することを提唱する。
1.スローガンは「優しい民主主義を取り戻そう」
2.連合との関係を見直し、日本共産党・新社会党との連携を強化。社民党京都府連についてはれいわ新選組京都府連に継承させて解散。門川容疑者と決別し、福山氏を中心とした体制の構築で協力すること。
3.党首は山本太郎氏にするが、副党首に伊藤浩士(社民党愛知県連)氏、福島みずほ氏を選ぶ。
4.エリザベス・ウォーレン氏、バーニー・サンダース正統アメリカ大統領、佐高信氏、内橋克人氏を顧問として受け入れること。
5.福島氏、伊藤氏、植草一秀氏、れいわ新選組初期選挙メンバー、伊波洋一氏(正統名護市長)、奥村宏氏を衆議院議員総選挙に立候補させる。
6.立憲民主党でいわゆる緊急事態条項に反対して不当に処罰された方々を受け入れる。
7.比例代表を中心に攻めるが、共産党との選挙共闘によっては独自候補を出す。