2013年10月20日日曜日

地方百貨店を考える~金沢いとはんの場合~





 金沢に住んでいた年輩の方々には懐かしい名前ではないかとおもう。
 今回はイオングループの広報冊子やプレスリリースを元にさせていただく。

 1961年 諸江賢二氏により衣料品店「いとはん」創業。諸江氏はメリヤス製作所を経営し、「タビックス」というヒット商品を作っている。
 1969年 ジャスコといとはんとの間に業務提携成立、将来の合併も約束。
 1970年 2月、西友ストアー(現西友)といとはんが大和百貨店の紹介で提携、北陸地域で西武流通グループが展開するスーパー部門をいとはんが担当、将来設立する西友ストアー北陸との合併も盛り込まれた。
 1976年 諸江氏がスーパー形式で出店しようとした富山市、小松市の出店計画が西武流通グループの圧力で百貨店方式の大規模店舗に変更、更に西友ストアー北陸の社長が諸江氏ではないことが確定。いとはんは西友との提携を解消。
 1976年 10月25日、ジャスコといとはんとの合併合意。
 1977年 2月、いとはんジャスコ(後の北陸ジャスコ)設立、18店舗で運営開始、8月20日にジャスコ3店舗を譲渡される。8月21日にいとはんとジャスコが合併(前年に扇屋を合併、同日に伊勢甚グループとも合併している)。
 1978年 5月21日にいとはんジャスコが北陸ジャスコに社名変更。

  後に北陸ジャスコはイオンに吸収合併されているが、大型店が出来て、その間に地域の商店街は依存している、そこへ郊外への移転だから何かおかしいと思わな いだろうか。大きいことは果たしていいことなのか。近々、我が盟友も知らなかった浜松マルサについてもコメントするが、本当に正しいと言えるのか。
 進化を怠ったら私は同情しない、しかし努力はしているのなら、そこはフェアに認めようじゃないか。それが共存共生である。