4時間テレビの裏で今年もNHK Eテレ『バリバラ』が生放送! 「愛の不自由」をテーマに「恋愛と性」を語ります
2019年8月24日 18:45 Potch
24時間テレビの裏で今年もNHK Eテレ『バリバラ』が生放送! 「愛の不自由」をテーマに「恋愛と性」を語ります
ここ数年にわたって、日本テレビ系『24時間テレビ 愛は地球を救う』の裏で生放送されているのが、NHK Eテレ『バリバラ』。
2019年も、もちろん放送予定でテーマはズバリ「愛の不自由」です。
2016年のテーマ「検証!障害者×感動の方程式」をはじめ、毎回攻めた企画の同番組ですが、今年はさらに攻めの姿勢が強い気がするよ……!
【恋愛と性を生放送で語る!】
バリバラ特別企画『2.4時間テレビ 愛の不自由』が生放送されるのは、8月25日午前0時(24日土曜深夜)から。
「地球ではなく、私を救う愛がほしい……障害者“愛の不自由“を考える」と銘打って、これまで番組で数多く伝えてきた「恋愛と性」を題材に、アーカイブ映像を軸にしつつ、生放送で本音トークを展開するといいます。
【愛のかたちは星の数ほどある】
恋愛や性は、多くの人にとって人生の一部。もちろん障害のある人も例外ではありません。
『バリバラ』で紹介されてきた “愛のかたち” は、「感染症リスクがあるためキスも命がけ」「事故で足が開かなくなり “23年間レス状態” 」「自分が性の対象として見られていない寂しさ」などさまざま。
公式サイトで公開されている予告動画にもさまざまな人やカップルが登場しており、今回の生放送がどんな内容になるのか気になるばかり。
わたしたちはどのような “愛のかたち” を垣間見ることができるのでしょうか。
【恋愛や性の悩みを募集しています】
現在番組公式ツイッターでは、障害のある人やLGBTQの人、支援者たちから、恋愛や性にまつわる悩みを募集中。
パートナーとの出会い、性行為、妊娠、出産、性教育などなど、ささいなものから切実なものまで幅広く募っています。
また8月24日20時からは、ツイッターやメール(70文字以内)で意見や感想を募集するようです。こちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
参照元:NHK、Twitter @nhk_baribara
執筆:田端あんじ (c)Pouch
NHKが昨年8月に『聲の形』の放映を強行し、再放送までやらかしたことは、NHKの劣化を決定づけたことを意味する。
しかも、Eテレだったことからも劣化は明らかだ。Eテレは本来なら社会的マイノリティの声を伝える、マジョリティに媚びないものを送り出す役割がある。そのために教育テレビを託されているのだ。
なぜそんな役割に、難聴当事者への誤解を招く上に発達障害当事者へのヘイトスピーチを煽りかねない優生学の論理丸出しのアニメを放映する必要があるのか。私は強い怒りと疑問があった。
そんな私の疑問にNHKは言い逃れを連発したため、私はBPOへ通報を四度行った。それほど、この暴挙は絶対に許せなかった。
原作『聲の形』の刊行元講談社は『宿題ひきうけ株式会社』事件で大きなミスをしでかしてしまった過去がある。作者・古田足日氏は作中に引用していた宇野浩二氏の「春を告げる鳥」の引用およびそれに対する作中人物の感想が「アイヌ民族差別だ」という1995年の抗議を受けて翌年に内容を書き換えている。
取材能力のなさをアイヌ民族に指摘された時点で、講談社は完全にアウトだ。「春を告げる鳥」についてはあえて出す、しかしアイヌ民族からの反論を同時に掲載するべきだろう。そういった意味でアイヌ民族の抗議はあまりよろしくはないが、言いたい思いはわかる。
※私が懸念するのは、逆にネットで拡散する危険性だ。ミッテラン元大統領の女性関係について描いた『大いなる秘密』が発禁された直後にネットで『大いなる沈黙』と皮肉られて拡散されたことからも変な動きになってくる事は間違いない、しかもネットではアイヌ民族へのヘイトが目立つことからもこういった動きがあるのは明らかと見ている。
更に突っ込んでおこう、原作者の大今良時の母親は手話通訳者という。それなら、スマートフォンの登場からさかのぼって何故人工内耳の手術に関する指摘がないのか。私は講談社の取材能力のなさが今でも続いていることに唖然とした。そんな講談社の間違った作品をアニメ化すること事態が論外なのだが、放映するNHKはもっと間違っている。
『やがて…春』では方言が理由で少女がいじめられて故郷に戻る、ちょっと愚図な少年がいじめられて障碍者になってしまった等、『聲の形』よりも数段重いものがある。むしろEテレで放映するべきは『やがて…春』だったことは明らかだ。更に突っ込んでいけば、重複障害当事者の子供がどう育っていくかを描いた『どんぐりの家』もテーマとしてはヘビーだ。
Apeさまに忖度することしか能のない今のNHKに期待するのは無駄だろうが、大今と編集者共は古田氏と作家の伊藤浩士氏の弟子になって出直しなさいとしか言いようがない。今年は私の批判もあったのか、馬鹿なことはしなかったが、喧嘩をまた売ろうとしているのだから情けない。