東京メトロ 日比谷線 03系が北陸鉄道へ、スノープラウやパンタグラフを追加
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今回、北陸鉄道を取り上げた。
この鉄道会社はもう一つの路線を持っており、そこも深刻な車体の老朽化に苦しんでいる。しかも、複数の電圧をもっている。今回の車両譲渡が実現できたのもタイミングが良かった。
さて、JR各社に問いたい。公共路線としての意識と自覚を厳しく問いたい。そもそも、鉄道は赤字になるのが前提で、そこを補佐するための多角化なら誰も文句がない。和歌山県の有田鉄道がリゾートホテルを主体とする会社、銚子電鉄が今や食品会社になっていることからわかるではないか。
JR東日本はどうなのか。毎日のように遅刻運転が常習化し、反省の色もない。私はこういった傲慢さに愛想が尽きており、改革は不可避と断言する。立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組で構成される国民与党による5割以上の出資と売却禁止の黄金株の確保が待ったなしであることは言うまでもない。
更に以下の改革を行うべきだろう。
1.特急の大幅削減と地域赤字ローカル線との連携強化、JR貨物、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便、日本通運、西濃運輸と連携を強化し、客貨混在運送を強化。引っ越し事業も同様に強化する。
過密ダイヤにより、ちょっとしたミスでも2分3分以上の遅刻につながっているのが今のJR東日本の実態である。そこで、特急の大幅削減と客貨混在物流への切り替えを行うべきだ。
2.日立製作所と合弁で中古車両の改造・地方私鉄への譲渡を行う会社をJR東日本が設立、工場をフィリピンに設立する。
日立製作所はフィリピン人技能実習生を悪用し、搾取して会社の都合が悪ければ切り捨てたあくどい過去がある。しかも、物を言う労働者をポアした過去もある。
こうした悪行を厳しく断罪するためにも、現在廃車になっている京王電鉄7000系の車体をフィリピンに輸出してフィリピン内の工場で2両から3両で走れるように改造し、日本の地方私鉄に積極的に輸出すべきだろう。
現在廃車になっている車両は7000系ばかりではない、都営浅草線で使われている5300形、東急8500系、都営大江戸線12-000形、神戸市交通局2000形もある。こういった車両は積極的に地方私鉄に改造して輸出していけばいい。
3.JR東日本は積極的にローカル私鉄を買収すること
国有化を実現した後のJR東日本には銚子電気鉄道、阿武隈急行、みちのくホールディング、三陸鉄道、津軽鉄道、弘南鉄道、上毛電気鉄道、小湊鐵道、長野電鉄、しなの鉄道、北陸鉄道を買収させ、廃線しないよう命令するべきだろう。
また、JR北海道の廃線跡地への線路復活などで対応させるべきだろう。
その他にも関東鉄道、小湊鐵道、いすみ鉄道と提携させ、DC車を中古ステンレス車両を改造した充電車両へ切り替えるなどの支援を行うべきだ。
なお、買収した路線については原則全線1500ボルトに昇圧、私鉄から廃車車両の先頭車両の譲渡を受けて改造して使う。なお、ローカル線については烏山線方式での電化を容認する。
4.JRは野心的な再生可能エネルギーの導入に舵を切れ
再生可能エネルギーによる発電所を全事業所に拡大し、駅ビルの壁や駅ホームの屋根に太陽光発電システムもしくはバードストライク対策の取れている風力発電、水力発電を導入する。2030年にグループ全体の電力80%を再生可能エネルギーでまかなえるようにする。