2020年2月15日土曜日

トヨタ自動車再建に必要な最低限のレシピ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-06/Q57G9TT0G1L101
トヨタ:通期の営業益2兆5000億円に上方修正、一転増益予想に
稲島剛史 Bloomberg 2020年2月6日 13:36 JST 更新日時


  • 為替が750億円の増益要因、トヨタ株は8000円超え15年8月来高値に
  • 10-12月は営業減益も北米事業の復活鮮明に、新型肺炎の影響注視
世界の自動車市場で厳しい環境が続く中、トヨタ自動車は通期の営業利益見通しを上方修正して底力を見せつけた。一方、感染が拡大する新型コロナウイルスの影響は見通せておらず、不透明な要因は残る。
  トヨタは6日、今期(2020年3月期)の営業利益見通しを前期比1.3%増となる2兆5000億円に上方修正すると発表した。従来予想は同2.7%減の2兆4000億円と前期から減少を見込んでいたが一転して増益となる。為替変動が寄与した他、原価改善や営業面の努力などが貢献した。市場予想の平均値はやや下回った。

 表面上トヨタ自動車は増収だと見せかけている。
 しかし、トヨタは重大な問題を隠している。それはコンプライアンスの不在である。地元の市を豊田市にする独善性からもそれはバレている。その傲慢さは道路を倉庫代わりにするジャストインタイム方式の強制にも現れている。
 こうした傲慢な姿勢からの決別を図って、増収増益なら褒められるだろう。しかし、それは絵に描いた餅なのは明らかだ。
 不正な手段で強奪したミサワホームのために、旧UFJ経営陣を騙して環境建設に債務を押し付けて破産に追い込んだ罪も許されない。

 私はトヨタ自動車に法律の回復を強く命じる。
 以下の罪償いは最低限の命令である。
 1.ミサワホームの不正買収を認め、正統たる経営者である三澤千代治氏に全株式を無償で譲渡すると同時に、30億円の損害賠償を払うこと
 2.旧環境建設の従業員全員に謝罪と損害賠償を行うこと。
 3.禊研修への派遣を中止し、グーグル元社長の辻野晃一郎氏、経済評論家の佐高信氏、三澤氏が共同で考案したプログラムによる全社員研修を行うこと。
 4.派遣切りの被害にあった元非正規労働者を全員正規雇用し、謝罪すること
 5.無責任経営陣への経営責任・追放を行うこと
 6.連合との癒着をやめること
 7.不正カクテルに成り下がったダイハツ・ダイハツ工業九州、スバル、いすゞ自動車、スズキ、マツダ、トヨタ自動車九州、ヤマハ発動機の完全売却とオープン型共同購入組織の設立を行うこと。フォード、現代自動車、本田技研工業、ダイムラーベンツなどが参加しやすい仕組みにしなければならない。
 8.韓国デウ重工業と合弁で電車製造会社を設立し、中古の電車を大手私鉄から買い取り、改造して格安で地方私鉄に譲渡するビジネスを行うこと。派遣切り被害者はこの場を中心に雇用すること。
 9.韓国の電気自動車企業と提携し、中古車の電気自動車への改造を推進すること
 10.グリーンピースジャパンから顧問を招くこと
 11.レオパレス21を買収し、村上ファンドの運営会社レノ、大和ハウス工業、ミサワホームと提携すること。
 12.レオパレス21の耐震補強工事で不十分な案件について、6階建てのアパートに建て替え、被害者の支援を図ること。ミサワホームに建設を協力してもらうこと。だめな案件について再利用できるものがあれば再利用すること。
 13.社会的マイノリティ向けの住宅事業、障害当事者の社会的就労事業に参入すること。
 14.アパホテルの余剰案件および使われなくなったオフィスビルを買い取り、レオパレス21の住宅に転用すること。
 15.グループからスポーツ部門を切り離すこと。名古屋グランパス、アルバレス東京については完全無償譲渡すること。また、陸上部は全て市民クラブ化すること。